取手市立藤代小学校(2018年4月27日)

・園児との交流活動で豊かな心を育む

取手市立藤代小学校は、校舎の1階に藤代幼稚園があるという特ちょうを生かし、幼小連携(れんけい)の活動に取り組んでいる。いっしょに遊んだり、給食を食べたりして、幼稚園生と交流を深める中で、子どもたちにお兄さんお姉さんとしての自覚をもたせ、小さい子に親切にする優しい気持ちを育んでいる。

・幼稚園と合同で避難訓練を実施

4月、同小で幼稚園と合同の避難(ひなん)訓練が行われた。火災を想定し、園児も小学生と同様に防災頭巾(ずきん)をしっかりかぶり、ハンカチで口や鼻をおおってすみやかに校庭に避難することができた。同じ校舎で生活しているため、いっしょに避難経路を確認して安全に避難できるようにと今回初めて合同で実施(じっし)したが、「園児や入学したばかりの1年生も先生の言うことをきちんと聞いて、しっかりできていた」と先生。6月には幼小中が連携した藤代中学校区全体での合同引きわたし訓練を予定しており、今回の経験を生かしたいと考えている。

・自分たちで考え園児と楽しく交流

同小と幼稚園との連携事業で、とくに園児たちが楽しみにしているのが、小学生との交流活動。中でも毎年2年生が生活科の授業で行う「園児とのふれあいの時間」は、小学生たちも張り切って取り組む活動だ。ボーリングや玉入れ、空気ほう、磁石の魚つりなど、自分たちで考えてゲームのブースを設け、園児たちと遊びながら交流する。園児たちが楽しめるようにゲームを工夫したり、楽しく盛り上げたり、親切に遊び方を教えてあげたりするなど、積極的に活動する姿が見られる。1月には5年生と園児が幼稚園のホールで交流給食を実施。いっしょに給食を食べた後、すごろくやカルタ、福笑いなどで遊び、ふだん小さな子に接する機会が少ない子どもたちも楽しく交流した。また入学が近くなる2月には1年生が「新しい1年生をむかえる会」を開いて交流。園児が安心して入学でるように校舎内を案内してあげたり、ランドセルを背負わせてあげたりして小学校生活を体験させてあげる様子は、たのもしいお兄さんお姉さんの姿だ。

・地の利を生かして保幼小連携活動を

「子どもたちは人のめんどうをみたり、人に喜んでもらうのが大好き。小さい子に慕(した)われたり、たよりにされたりするとうれしくて生き生きと活動する」と伊藤先生。年下の子と接して思いやりの心を育み自己有用感を高める活動は、学校が目指している「自ら考え、共に学び、心豊かにたくましく生きる児童の育成」にもつながり、子どもたちの成長をうながしている。「地の利を生かし、今年度も引き続き幼稚園と連携して交流活動を積極的に行っていきたい」と話し、近くの保育園もふくめた保幼小連携に力を入れていく。

(2018年4月27日号掲載)

 

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