守谷市/守谷市立高野小学校(2018年4月27日)

・さまざまな職業について話を聞き自分の生き方を探るキャリア教育

守谷市立高野小学校では毎年、6年生向けに「いろいろな職業を知ろう」と題したキャリア教育の授業がある。昨年度は11月に行われ、14人のゲストティーチャーが話をしてくれた。それぞれの職業は子どもたちにとって身近なものや、遠い世界のものなどさまざまだが、どの人の話も小学生にとっては初めて耳にすることばかりだった。

・いろいろな人から学ぶ仕事の大切さや厳しさ

この活動のねらいは、いろいろな職業の人から直接話を聞くことで、それぞれの仕事の様子について理解するとともに、働くことの喜びや苦労、仕事の大切さや厳しさなどを知ること。例えばゲストティーチャーの一人、声優さんは、声を変えながら二人分の会話を一人で演じることもあるそうだ。サッカーコーチは、技術指導以外にもスクールの管理運営など、多様な仕事をこなしている。こうした現実の仕事の大変さを知り、子どもたちは「自分にできるかな」と不安を感じたり、逆にますます意欲がわいたりしていた。仕事を通じてどのような生き方を目指すかなど、社会の中で自分が果たすべき立場や役割について考えることもねらいの一つ。例えば東京ディズニーリゾートの「いつも笑顔でおもてなしの心を持ちながら、お客様に接することが大事」という言葉が印象に残り、「私もニコニコと明るく人に接したい」と思ったそうだ。また、パン職人の「おいしいパンを生み出すためには何度も試作をくり返すが、お客さんに喜んでもらえればその苦労が喜びに変わる」という話を聞いて、「簡単な道を選ぶよりも、困難な道に楽しさを見いだそうという考え方に変わった」と話している。

・夢を追求するために必要なことを教わる

児童の中には、すでに将来設計を固めている子もおり、かれらにとってこのキャリア教育は、あこがれの職業に就いた先輩(せんぱい)から、くわしい話が聞ける絶好の機会となった。その道へ進むためにはどのような学校へ入り、どういった勉強を積めばいいのかなど、真剣(しんけん)に聞いて夢をふくらませていた。一方で、なりたい職業がまだ決まっていなかったり、あれこれ考え中だった子には、将来のことを具体的に考え始める良いきっかけになった。世の中には自分の知らなかった職業がまだまだたくさんあり、さまざまな可能性が自分の前に広がっていることを知って、視野を広げることができたようだ。

「職業や生き方については本などでも知識を得られるが、それだけでは、その人がどういう思いでその仕事に向き合っているのか、なぜその職業を選んだのか、どのような夢や目標を持っているのかといった気持ちの部分まで感じ取ることは難しい。児童が聞きたいことを、目の前の人から直に聞けることが、このキャリア教育の最大の利点だと思う」と、先生は語っている。(2018年4月27日号掲載)

 

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