水戸市/水戸市立笠原小学校(2018年4月27日)

・音楽活動が盛んで、地域とともに歩む学校

茨城県庁に一番近い小学校である水戸市立笠原小学校。県庁の移転とともに周辺の開発が進み、住宅が増加したことから、児童数は年々増え続けている。音楽活動が盛んで、特に金管バンド部は東関東大会の常連校となっている。教室の窓から県庁が見える同小は地域とともに歩み、今年創立38年目をむかえる。

・金管バンド部が活躍(かつやく)

同小の金管バンド部は、東関東アンサンブルコンテストに連続23回、東関東吹奏楽コンクールに連続21回出場し、全国大会出場経験もある。主に3年生から6年生が活動し、昨年度は2年生2人が加わり24人編成だった。練習熱心で、授業前30分の朝練、放課後1時間の練習があり、休日も土曜日か日曜日のどちらかは必ず練習している。コンクール以外にも、校内で年2回の演奏会を開いたり、同市立笠原中で開かれる「明るいまちづくり発表のつどい」のステージで演奏を披露(ひろう)したりしている。昨年度の6年生最後となる発表会は、水戸芸術館で行った。6年生は花束を贈(おく)られ、一言ずつあいさつをし、「6年間、苦しいこともあったけど続けてきてよかった」と話していた。卒業生たちのほとんどは、4月から笠原中の吹奏(すいそう)楽部で活動するという。

・音楽朝会や和太鼓で音楽に親しむ

学校全体で音楽に親しみ、子どもたち自らが歌や演奏する機会を多く設けている同小では、年に3回音楽朝会を行っている。毎回2学年ずつ体育館で演奏やミュージカルなどを披露する。また、卒業式でも美しい歌声をひびかせ、出席者から「歌が良かった」とよく言われるという。卒業式では、校歌の他に創立20周年記念につくられたアニバーサリーソング「友だち」をみんなで歌う。「子どもたちに親しまれている歌で、本校出身の卒業生の保護者たちにもなつかしいと喜ばれる。子どもたちは、この歌をとても大切にしている」と先生。さらに4年生は、芸術家の派遣(はけん)事業により和太鼓(わだいこ)を全員で習っている。「和太鼓は、『やー』というかけ声も勇ましく、みんな楽しそう。音楽朝会や卒業式の合唱、和太鼓も、練習していくなかで子どもたちの成長がみられるのが楽しみ」と久保校長は話す。音楽活動はこれからも力を入れていくが、さらに運動能力の向上にも取り組んでいきたいとのこと。同小にはミニバスケットボールやサッカーのチームがあり、運動能力に優れている子どもたちが多い一方で、遊び場の減少などから運動の経験が少ない子どもたちが増えているので、その差を縮めていきたいという。

・地域・幼稚園・中学校と交流活動

同小では地域の防災訓練に参加し交流を深めたり、地域を探検する授業を行っている。笠原幼稚園ともいっしょに防災訓練に参加したり、園児が小学校のプールを利用したりしている。笠原中とは、部活動の見学に行ったり、中学生が陸上競技の指導に来てくれている。地域・幼稚園・中学校の中心で、交流を広げている学校だ。(2018年4月27日号掲載)

 

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