牛久市/牛久市立向台小学校(2018年4月27日)

・地域の人たちの協力のもと農業体験で収穫の喜びを実感

牛久市立向台小学校では、地域とのつながりが深く、地域の人たちの協力でさまざまな体験活動を行っている。なかでも農作物の栽培(さいばい)・収穫(しゅうかく)体験は、土にふれる機会が少なくなっている子どもたちにとても好評で、多くのことを学び、貴重な体験の場となっている。

・さつまいもと落花生を植え付け、収穫を体験

学校の近くに谷津田が広がる自然豊かな環境(かんきょう)にある同小。学校ボランティアの協力のもと、近所の畑を借りて1・2年生はさつまいも、3年生は落花生を栽培している。土を耕し、きれいにマルチを張って準備を整えてくれた畑に、子どもたちはさつまいもの苗(なえ)の植え方を教わって、1本ずつ丁寧(ていねい)に植えていく。3年生は落花生の種をまき、草取りをするなど手入れをしながら成長を見守った。

秋には待ちに待った収穫。落花生の株を抜くと、土の中からたくさんの落花生が出てきて「わぁ、たくさんついている」と歓声(かんせい)が上がる。初めて見た子も多く、「落花生ってこんなふうになるんだ」と興奮した様子で、最初は土でよごれることをいやがっていた子も夢中でほり、「収穫できるとうれしい」と農家の仕事の大変さと喜びを実感したという。3学期には落花生について調べたことをまとめて、授業参観の際に保護者に向けて発表をして学習をしめくくった。一方、1・2年生もたくさんのさつまいを収穫し、給食のみそしるとして全校児童で味わった。

・谷津田で米を作り環境保全について学ぶ

また総合的な学習の時間に、環境(かんきょう)保全について学ぶ5年生は、谷津田で米作りを体験。稲作を行うことでホタルが生息しやすい環境づくりにつながることや、ホタルを中心とした生態系について考え、自然を守ることの大切さに気づくのが目的だ。

学校ボランティアの人が、きれいに代かきをしてくれた田んぼに稲の苗を5本ずつ丁寧に植え付け、夏には草取りなどの作業をし、秋にはカマを使って収穫をした。天日干しをして脱穀、もみすりなどの作業も行い、貴重な体験をすることができた。

・感謝の気持ちを伝えるありがとう集会

地域の人たちの協力でさまざまな体験ができる子どもたち。12月にはお世話になっている人たちに感謝の気持ちを伝えようと「ありがとう集会」を開いた。昨年度は学校ボランティアのほか、登下校の見守りや読み聞かせなど、ボランティアの人たちが参加し、歌を発表したり、手作り品をプレゼントしたりして、「ありがとう」の気持ちを表した。

「作物を育てて収穫する喜びは、実際に体験してみないとわからない。子どもたちは地域の人たちの協力で、貴重な体験ができている」と足立操教頭。今年度も地域の人たちの協力を得て、充実(じゅうじつ)した体験活動を行っていきたいと考えている。(2018年4月27日号掲載)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です