守谷市/守谷市立守谷小学校(2018年5月25日)

・児童の可能性を広げるさまざまな取り組み

守谷市立守谷小学校では昨年度から、全校をあげて名文暗唱に取り組んでいる。「風の又三郎」「走れメロス」といった小説の名作や「平家物語」「枕草子」などの古典文学から一部分をぬき出し10級から1級まで用意。副校長先生や教頭先生を審査(しんさ)員として検定も行っており、これらの文章を言えるようになるよう、みんなで練習にはげんでいる。

・子どもたちの興味から大きな意欲が生まれる

同小の子どもたちはみんな名文暗唱が大好きだ。低学年も一生けんめいで、校庭で遊んでいるときも口に出して復唱している。昨年度は150人以上が1級までをクリアし、引き続き英語版に挑戦(ちょうせん)する子もいた。保護者も親子でいっしょに取り組んだり、はげましたりしてくれている。名文には小学生が理解するには難しいものもあるが、意味を自分で調べたり家族に聞いたりして、興味が広がっているそうだ。覚えた文章の続きが気になって、図書室で探して読むなど、学業にも良い効果をもたらしている。「子どもたちの可能性は無限大。高い目標かなと思っても、予想をこえたがんばりを見せてくれる。逆に大人がわくを作ってしまうと、そこまでしか成長できないかもしれない」と先生。

・朝の静かな時間から気持ちよくスタート

同小の名物の一つに「ビシッとタイム」がある。朝の会が始まる前の1分間、校内放送で静かな音楽が流れる中、全校児童がいっせいに着席して姿勢を正し、静かに心を落ち着かせる。1年生も入学当初からこの活動に親しんでおり、すっかり習慣になって身に付いているそうだ。この活動の効果として子どもたちは、規律ある学校生活が送れている。ほかに何かやりかけのことがあっても、時間が来るときちんと手を止める。あるいは時間前に終わらせておく。ほかの場面でも切りかえがうまくなり、片付けや準備を手際よく行い、次の予定を考えながら行動できている。

・スペシャルイベントで英語学習の成果発表

守谷市は外国語活動特区に指定され、市を挙げて英語教育に取り組んでいる。どの小学校でも1〜6年の全学年に週1時間の英語の時間があり、常勤するALT(外国語指導助手)とのチーム・ティーチングで行っている。同小の先生もいつも学校にいて、給食や昼休みなどの時間を児童といっしょに過ごし、身近に英語にふれる機会を作ってくれている。また、音楽や算数などの授業において、英語で指示をする取り組みも進めている。決まり文句だけでも英語を日常的に使うことで抵抗(ていこう)感がうすれ、学習に入りやすくなる。ほかにも同小と郷州小がある愛宕中学校区では、金曜日をイングリッシュデーとし、あいさつなどを英語でするほか、両校間でテレビ会議による英語交流も行っている。これも同市の保幼小中高一貫教育の成果の一つだ。これらの多様な学習の成果を見せる場が、3学期に行う「イングリッシュ・スペシャルイベント」だ。体育館のステージで各学年が発表し、高学年では英語で日常会話も聞かせてくれる。(2018年5月25日号掲載)

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