水戸市/水戸市立堀原小学校(2018年5月25日)

・地域のことを学び楽しむ「火の国まつり」

水戸市立堀原小学校は、学区内に県営の堀原運動公園や愛宕山古墳があり、めぐまれた環境(かんきょう)を学習の場として活用している。創立以来開催(かいさい)され、今年34回目となる愛宕山古墳ゆかりの「火の国まつり」もその一つで、祭りを通して子どもたちは地域の歴史や文化にふれ、明るくたくましく育っている。

・古代衣装を着て「火の国まつり」

「火の国まつり」は創立の年から、「子どもたちが楽しめるお祭りをみんなでやろう」と、地域の人たちが中心となって始めた祭り。5世紀の初めに造られたという愛宕山神社は、火の神をまつっている。そこで地域の代表と6年生が古代衣装を着て火起こしをし、その火を種火にして学校に持ち帰り、松明(たいまつ)に移してお祭りをする。神社からまっすぐ学校に向かうのではなく、地域をねり歩いて多くの人に見てもらっている。子どもたちにとって古代衣装を着ることや、火を学校まで大事に運ぶ行列に参加することはあこがれで、「6年生になったら私の番だ」と楽しみにしているという。お祭り当日は、よさこいソーランの披露(ひろう)や金管バンドの演奏、地域の人たちの出店や抽選(ちゅうせん)会などイベントも多く、地域にとっても自慢(じまん)の祭りになっている。

・「堀原風の子まつり」と「なかよし会」

PTAが主催(しゅさい)する「堀原風の子まつり」は、子どもたちにとって楽しみな祭りの一つで、昔遊びを地域の高齢(こうれい)者の人たちが子どもたちに教えに来てくれる。竹とんぼ、こま回し、おはじき、竹馬などを教わりながら楽しい交流の時間を過ごす。学習発表会も同時に開き、学年ごとに合唱や演奏を地域の人たちに披露(ひろう)している。同小には子ども会はないが、「なかよし会」があり、縦割り班のきょうだい学級を中心に遊ぶ時間をつくっている。学年の異なる集団で過ごす時間を月に1回ほどつくり、校内での子ども会の役割を果たしている。

・明るく元気にあいさつできる子に

同小では「明るく元気にあいさつや返事ができる子」を目指し、あいさつに特に力を入れてきた。あいさつ運動の一環(いっかん)として、プロバスケットボールチームの茨城ロボッツの選手やプロサッカーチーム水戸ホーリーホックのマスコットキャラクター、ホーリーくんも学校に来て子どもたちを出むかえ、あいさつを交わした。子どもたちもあいさつ運動に積極的に取り組み、自分からあいさつする意識が芽生え、大きな声であいさつができる学校になった。「子どもたちには地域を愛して、自分たちが未来をつくるのだという強い意志を持つ人になってほしい。そのために今できることは自分の力をのばし、周りの友達と協力しながら成長していくこと。あいさつはその最初の一歩としてとても重要なので、積極的に取り組んでいる」と校長。創立34年目の学校で、元気なあいさつから未来を担う子どもたちがすくすくと育っている。(2018年5月25日号掲載)

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