土浦市/土浦市立新治学園義務教育学校(2018年7月13日)

土浦市

新治学園義務教育学校(2018年7月13日)

・年齢をこえた交流がふるさと創生の力に

土浦市新治地区の3小1中が統合した土浦市立新治学園義務教育学校が開校して3ヶ月が過ぎた。5月のスポーツフェスティバルでは、1年生から9年生までが一丸となった。地域資源を学習に生かす「新治ふるさと学習」でも、異年齢(ねんれい)交流を進める。そこには「年齢差のある子どもの交流がふるさとをつくる」という思いが込められている。

・小学生が中学生を応援盛り上がった運動場

「今回の統合は長い歴史のある学校同士が一つになるもの。それぞれにちがう文化があり、じょじょにおたがいを受け入れつつあるが、温度差もある。だからこそ一つの学校にするため、早い時期のスポーツフェスティバル開催(かいさい)にふみ切った」と校長。

幸い同校は各学年2クラスずつで18学級。1年生から9年生までの全学年がいっしょに行事ができる規模だ。その環境(かんきょう)を最大限に生かそうと、5月の中学生の修学旅行を4月に前だおしし、前年から準備して、初のスポーツフェスティバルに臨んだ。

5月20日(日)当日は、ぬけるような青空の下、1年生から9年生までが一丸となって競技に取り組んだ。中学生が小学生をリードする姿はたのもしかったが、それ以上にみんなをおどろかせたのは、小さな小学生たちが中学生の種目になると自然に競技場に入って一生けん命応援(おうえん)しだしたことだった。応援される中学生も一層がんばり、競技は大いに盛り上がった。「先生や子どもたちの思いが生んだ姿。子どもたちも守られるだけではなく、まちがいなく大きな子たちを支える主役だった」と校長先生は目を細める。

・地域の人とふれあいコミュニケーション育む

学年をこえた交流は、総合的な学習の時間を利用し、地域の資源や人材を活用して子どもたちの学びに役立てる同校独自の「新治ふるさと学習」にも生かされている。6月には、3年生と7年生が地域ボランティアの協力のもと田植えを体験した。「新治地区は積極的に取り組みに協力してくださる方が多く、ありがたい。地域の方とふれあいながら、子ども同士のコミュニケーション能力を育んでいきたい」と教頭先生は語る。

・「協働」かかげ行事推進

土浦市初の施設(しせつ)一体型小中一貫校として、外国からも視察団がくるなど注目を集める同校だが、「主役はあくまで子どもたち。どういう子どもたちを育てたいかが一番大事」と大野校長は力をこめる。「昔は小さな子が近所のお兄ちゃんと魚つりに行ったりして育ったもの。2才差、5才差、8才差までいろんな関わりができることが、ふるさとをつくる大きな力になる」と語り、校舎がちがう小中学生がおたがいの姿に親しめるよう、校内に設置したモニターで子どもたちの活やくする姿を流すなど、ICT(情報通信技術)を使った工夫も進めている。秋には5年生以上が取り組む合唱コンクールがある。「協働」をキーワードに、年齢差のある子どもを一つの活動に巻きこみながら、新たな人間関係や思いを育む行事をこれからもどんどん企画(きかく)する予定。(2018年7月13日号掲載)

 

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