牛久市/牛久市立牛久小学校(2018年9月28日)

牛久市/牛久小学校(2018年9月28日)

・「安心と夢中がいっぱいの教室」を目指して

牛久市立牛久小学校では、今年度、「安心と夢中がいっぱいの教室をつくる」を合言葉に学校づくりを行っている。学校生活の多くを過ごす教室で、学校生活の主役である子どもたち一人ひとりが輝(かがや)けるよう、とくに自己有用感を高めることと学力向上に力を入れ、「自分で考える清掃」や「家庭学習マラソン」に取り組んでいる。

・「自分で考える清掃」でやりぬく力を育てる

給食後の清掃(せいそう)の時間、同小では子どもたちがもくもくと掃除(そうじ)を行う姿が見られる。ひざをついて力をこめてしっかりと雑巾(ぞうきん)がけをする子、くつ箱の一つひとつを丁寧(ていねい)に掃除する子など、だれもが一生けん命取り組んでいる。今年度、力を入れているのが「自分で考えて取り組む清掃」。清掃の時間として設けられた15分間を、「時間いっぱい・一生けん命・協力して」行うことを目標にしている。自分の分担が終わっても時間が残っていたら、友達を手伝ってあげたり、自分でよごれているところを見つけて進んで掃除をしたりする。だれかに言われて行うのではなく、自ら考えて行動できる力を養いたいと考えている。また昇降(しょうこう)口は2週間交代で縦割り班で清掃を行う。上級生が下級生に掃除の仕方を教え、サポートしながら協力して行うことで、上級生はより率先して清掃に取り組み、リーダーシップも身に付ける。

・自己有用感と規範意識を高めるために

こうした清掃活動に力を入れる背景には、自己有用感と規範(きはん)意識を高めたいという思いがある。「掃除はやればやるだけきれいになり、働く喜びを教えてくれる。最後までやりぬいて『できた』という喜びや下級生に教えてあげたりする体験は、子どもたちに生きる自信をあたえ、前向きにがんばる力になる。また清掃活動を通して自分と向き合い、自ら考えて行動することで規範意識が高まり、学校生活も落ち着いて学力向上にもつながってくる」と校長は語り、授業に取り組む子どもたちの姿に成果を感じているという。

・学力向上を目指して「家庭学習マラソン」

学力向上の面でも、習熟度別課題プリントを作成したり、協働的な学びを工夫したり、さまざまな取り組みを行っているが、中でも子どもたちのやる気をアップさせているのが「家庭学習マラソン」。山登りに見立てた「家庭学習がんばりカード」を用意し、家庭学習を行った日はマス目に日付を記入していく。低学年は学年に応じた目標を立て、4年生以上は、学校がある日(年間およそ200日)は1時間の家庭学習をすることとして1年間で200時間の目標を立てたところ、すでに数人が達成した。その努力をたたえ、今後、みんなの前で表彰(ひょうしょう)する予定だ。「子どもたちはみんながんばりたい、できるようになりたいと思っている。そんな子どもたちの力をのばしていけるよう、学校の主体である教室を、安心して学習やさまざまな活動に夢中で取り組める場所にしていきたい」と校長は語った。(2018年9月28日号掲載)

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