取手市/取手市立戸頭小学校(2018年10月26日)

取手市/取手市立戸頭小学校(2018年10月26日)

・子どもたちの創作意欲を育む芸大生との交流

毎年、東京藝術大学との交流を行っている取手市立戸頭小学校で2日(火)、同大学院の博士課程の学生ら3人が同小を訪れ、5年生に人物の描(か)き方を指導した。専門家ならではの的確なアドバイスを受けて熱心に絵に取り組んだ後は、いっしょに給食を食べて交流を深めた。

・的確なアドバイスで人物の描き方を学ぶ

5年3組を担当したのは塩出先生。最初に自己紹介(しょうかい)し、図工が大好きだった小学校時代をふり返り「今のうちに自分の好きなことを探しておくと楽しいよ」と子どもたちに語りかけた。

絵の課題は「何かをしている人」。子どもたちはリコーダーをふいているところや、バットを構えているところなど、自分が何かをしているところを写真に撮ってプリントしたものを用意しており、写真をもとに描いていく。「人物の描き方のポイントは、まず顔の位置を決め、体の関節を丸で描き、関節をつないで棒人間を描いていくこと」と先生。写真の関節部分に丸を描いてみると分かりやすく、子どもたちもコツをつかんだ様子。顔は卵形を逆さに描き、十字線を入れて目鼻口の位置を決める。十字線の入れ方を変えるだけで、顔の向きが変わるのがポイントだ。手足の長さのバランスに気を付け、かたやこしを意識して描くこと、目は眼球のふくらみをイメージして描くことなども、先生は黒板に絵を描きながら説明してくれた。

最も難しいという手の描き方や遠近法などについても学び、2時間の授業を終えた子どもたちの絵を見て「格段に上手になった」と担任の先生。ふだんから絵を描くのが大好きという児童は「うでの長さのバランスや手の関節など、細かなところまで教えてもらえてとても参考になった」、別の児童は「関節を丸で描くことや、顔に十字線を入れるのが分かりやすく、実際やってみたら上手に描けた」と話し、「これから芸術祭に向けてがんばって描いていきたい」と声をそろえた。

 

多くの人とふれ合い豊かな体験を

また同小では、昨年度から東京オリンピック・パラリンピック推進事業の推進校になっており、昨年は車いすマラソンやゴールボールのパラリンピックの選手も訪れ、子どもたちと交流した。今年はリサイクル金属からメダルを作る「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に参加し、家庭で不要になった小型家電の回収を行うことも計画している。

「専門の技能を持った人に指導をしてもらったり交流したりすることは、子どもたちの学習意欲を高めるだけでなく、将来子どもたちが自分の道を選ぶ何かのきっかけになるかもしれない。いろいろな人とふれ合う場をなるべく多く作り、さまざまな体験をさせてあげたい」と教務主任の先生は語った。(2018年10月26日掲載)

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