土浦市/土浦市立土浦小学校(2018年10月26日)

土浦市/土浦市立土浦小学校(2018年10月26日)

・現代の課題について親子で話し合う

 授業参観で「親子会議」

土浦市立土浦小学校は昨年から、授業参観に親子で共通のテーマについて話し合う「親子会議」を取り入れている。学年ごとに子どもたちを取り巻く現代の課題について、親子でいっしょに考え、対応する力を養うことがねらいだ。「親子で大切なことを考えるよい機会になった」など、保護者からも好評だ。

 

・大人の前で堂々と発表

「親子会議」は、各学期に2学年ずつ開く。1学期は7月6日(金)、6年生と4年生で行った。

6年生のテーマは、「土浦の街づくり」。初めに子どもたちが授業で考えたこと、調査したことを報告。その後、「土浦のよいところ」「もっとよくなってほしいところ」「将来どのような街になってほしいか」について、親子で意見を出し合った。

創立146年をむかえる同小は、市の中心部にあり、親子2代、3代で通う人も多い。子どもたちは、保護者から「青春時代は土浦に集まって遊んだ」「いつも人が多くてにぎわっていた」という昔の街のエピソードに聞き入り、「そういう時代がもどるといい」「にぎわいを復活させたい」など、活発な意見が交わされた。

6年生担任の先生は「保護者が参加することで、子どもたちの表情が明るくなり、ふだん以上に堂々と話す子の姿も見られた。大人の前で話すことはよい刺激(しげき)になった」と述べた。

・親子で命の大切さを考える

思春期に差しかかりはじめる4年生のテーマは「生と性」。前半は、茨城キリスト教大学看護学部の先生が講演した。はじめに配られた紙には針で空けられた穴があり、お腹の中の受精卵の大きさと聞いた子どもたちは、その小ささにおどろいた。ボランティアで参加した8ヶ月の妊婦(にんぷ)さんのお腹の胎児(たいじ)の心音も聞き、命の尊さを考えた。

後半は、講演の内容について親子で意見を交わした。「デリケートなテーマだけに発言はちょっと少なめだったが、保護者からは『親子で大切なことを考えるよい機会になった』。子どもたちからは『奇跡(きせき)的に授かった命を大切にしたい』『パパとママの子どもでよかった』という声が聞かれた。『生きているだけで100点満点』というメッセージが伝わったと思う」と4年担任の先生は話す。

・家庭で話し合うきっかけづくりに

2、3学期は、5年生は「情報とのかかわり方」。3年生は「福祉(ふくし)体験」。2年生は「感謝の気持ちを育む」。1年生は「安全、災害への対応」などのテーマでそれぞれ開催(かいさい)を予定している。

校長は、「子どもを取り巻く現代のさまざまな課題について、本来なら親子でゆっくり話をしたいと思いながらも、時間がとれない家庭は多い。また『どう話せばよいか』となやむ家庭もある。『親子会議』は、そんな親子での話し合いのきっかけづくりを提供している。家庭でのルール作りにも役立ててもらえれば」と話している。(2018年10月26日号掲載)

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