水戸市/水戸市立内原小学校(2018年10月26日)

水戸市/水戸市立内原小学校(2018年10月26日)

・全校児童の縦割り班活動で健やかに成長

児童数が10年前の約1・6倍に増加している水戸市立内原小学校は、昔ながらの地域に新しい住宅ができ、周辺の開発が進んでいる。同小の特色は、1年生から6年生までを四つの班に分けた縦割り班活動、そして学校のシンボルであるもちの木を囲むようにきれいに植えられた花壇(かだん)だ。子どもたちは地域とも深くかかわりながら、目指す児童像「かしこく・なかよく・たくましく」のように健やかに育っている。

・赤・緑・黄・青、4色の縦割り班

同小の縦割り班活動は赤・緑・黄・青の4色の班で構成され、1年生から6年生まで、一つのクラスの中に4色の班がある。クラスのわくと学年のわくを取りはらい、友達と協力し、下級生は上級生に教わり、上級生はリーダーシップを発揮して年間行事に取り組んでいる。年度はじめに縦割り班ごとにチーム名を決めて、1年の活動内容を確認する。運動会では、競技も異学年がいっしょに活動し、特に応援(おうえん)合戦は各チームが趣向(しゅこう)をこらした演技で白熱するという。

1色の班が100人以上になるので1色をさらに6班に分け、2班ごとに1、2人の先生が担当する縦割り班活動は、同小の教育の一つの柱。縦割り班活動の成果を、「下級生を思いやる心、友達と助け合う気持ちが高まり、子どもたちは充実(じゅうじつ)感や達成感を感じている。上級生を見ているので、学年が上がるにつれて自分のやることの自覚が芽生えてくる」と教務主任の先生は話す。

・収穫を祝う「もちの木まつり」

同小では近くにある日本農業実践学園の田んぼの一角を借りて、学園の先生や学生のアドバイスを受けながら、1年生から6年生までが協力して米作りをしている。収穫(しゅうかく)を祝い毎年11月に開催(かいさい)される「もちの木まつり」は、子どもたちが楽しみにしている一大イベントだ。お祭りの日には、保護者や調理員の協力でカレーを約1000人分作り、子どもたちが育てた米をたいてみんなで食べる。米作りでお世話になった学園の人や登下校を見守ってくれるグリーンパトロール隊、保護者、近隣(きんりん)の住民など、みんなでカレーを味わう。カレーの試食の後は輪投げなどのゲームを各学年のブースで楽しんだり、太鼓(たいこ)や琴(こと)などの団体を招いての演奏会も開かれる。縦割り班の活動もあり、内原小の歴史に関するクイズや練習を重ねた縦割り班ダンス発表会を行う。

・緑いっぱい、花いっぱい 自慢(じまん)の花壇

同小のシンボルで、創立時からずっと子どもたちを見守っているもちの木。そのもちの木の周りを囲むように作られた花壇や玄関(げんかん)前の花壇、学年花壇など季節ごとに花を咲(さ)かせる見事な花壇があり、今年度は水戸市花壇コンクール最優秀賞を受賞した。植える前の土作りや除草作業は5、6年生の緑化委員会が行い、植えつけてからは保護者や地域の人が世話をしてくれたり、委員会以外の子どもたちや先生も手入れをしたりする。さまざまな活動を通して、地域の人たちと関わりながら、地域の人の温かさを受けて子どもたちは優しく素直に育っている。(2018年10月26日号掲載)

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