つくば市/洞峰学園(2018年11月22日)

小中学生が意見を出し合いながら情報を共有した「合同防災学習」

つくば市立洞峰学園、小野川小学校、二の宮小学校、東小学校では10月3日(水)、各小学校で小中合同防災学習を行った。つくばスタイル科で防災を学んだ児童が成果を発表し、ほかの児童や生徒が感想やアドバイスを送るという内容だった。

5年生が作成した防災マップを発表
小中合同防災学習は、小野川小では3〜6年生と谷田部東中の8年生が参加し、通学地区ごとのグループで、それぞれ別々の教室に分かれて行われた。
発表ではまず5年生が、通学路の危険個所などについて紹介(しょうかい)した。5年生は夏休み中に親子で通学路を歩いて、災害のときに危険だと思われる場所や、避難(ひなん)するのに適した場所、役に立つお店や公共施設(しせつ)などを調べて回り、その成果をもとに防災マップを作成。日ごろから歩いている道でも、改めて防災という観点から見ると、見落としていたことがたくさんあったそうだ。
「6月の大阪北部地震(じしん)では、学校のブロックべいがたおれて児童が亡くなる事故があった。それまでブロックべいには注目していなかったが、調べてみると通学路の中にもたくさんある。もしそれがたおれてきたらなどと、子どもたちには必要にせまられた学習になったと思う」と、5学年主任の先生。

3年生が紹介したマイ防災バッグ
3年生はマイ防災バッグについて発表した。災害で避難するときに持ち出す防災バッグには何を入れたらいいか。それをまず夏休み中に親子で話し合い、各自が用意したマイ防災バッグを教室に持ち寄って、おたがいに見せ合ったそうだ。
また9月22日(土)には、3年生向けの親子防災教室も開かれた。防災士の人から、災害のときの行動の仕方などを教わり、また、親子で考えた防災バッグの中身についても、評価やアドバイスをもらっている。
「今年は地震のほかにも台風や地すべりなどさまざまな自然災害があった。それらの被害(ひがい)を防ぐには、小さいうちから防災意識を高めることが必要。児童にはいい勉強になった」と、3学年主任の先生。
小中合同防災学習では、これらの学習成果を上級生や下級生と共有することで、いっしょに災害に備える連帯意識が育まれた。また、小中学生が深くおたがいを知り合ったことも、災害のときいっせい避難する上でプラスに働くと考えられる。
「本学園では子どもたちに自ら考えて学ぶ自立心と、友達や周りの人を思いやる公共心を両立してもらおうと取り組んでいる。防災の場面では自分で自分の命を守ると同時に、困っている人がいたら助け合い、支え合えるようになることを期待している」と校長は語っている。

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