土浦市/下高津小学校(2018年11月22日)

小中一貫教育の取り組み通じて子どもたちの成長を育む

 

土浦市立下高津小学校では、「一人一人の能力を伸(の)ばし、将来をたくましく生き抜(ぬ)く児童・生徒の育成」の目標のもと、同市立土浦第四中学校の生徒と交流する小中一貫(いっかん)教育の取り組みを進めている。9月には、土浦四中の生徒が母校訪問して授業を支援(しえん)したり、陸上部員が陸上競技を指導したりするなど、小中の学年をこえたふれ合いを深めている。

優しく教える中学生に児童の笑顔あふれる

9月21日(金)、土浦四中の7・8年生109人が同小を訪れ、リトルチューターとして全クラスの授業に参加した。家庭科の授業では裁縫(さいほう)のお手本を見せてくれたり、体育の授業ではタコシャトル投げの的となる傘(かさ)を持ってくれたりと、優しく教え、接してくれるお兄さん、お姉さんに、子どもたちははじけるような笑顔を見せた。

6年生の教室では、8年生が夏休みに行った職場体験の発表会があり、小学生にも分かりやすいよう工夫した内容に、子どもたちは熱心に聞き入った。

「やはり中学生が来ると活気づくし、子どもたちは喜びます。年齢(ねんれい)も近いし、先生だけのときとはちがった表情を見せますね」と教務主任の先生。

迫力ある実演指導で陸上記録会も上位入賞

9月10日(月)には土浦四中の陸上部員約30人が、10月の中央地区陸上記録会に向けて、5・6年生を対象に、ハードル走、走高跳(と)び、走幅跳びの指導をしてくれた。

目の前で、高いバーをきれいに跳んだり、力強くハードルをこえたりする姿に、「おおっー」と身を乗り出した子どもたち。放課後も授業が終わったらかけつけてくれた陸上部員と一生けん命に練習し、本番では、さまざまな種目で上位入賞することができた。

「小学生にとっては陸上の楽しさを感じ、早く四中生になりたいというあこがれの気持ちも芽生えたようだ。また指導する中学生にとっても自尊感情を育むよい機会になったと思う」と、教頭は意義を話す。

先生も共に研修、小中のスムーズな移行に力注ぐ

こうした交流の取り組みは、子どもたちだけではない。小中の先生同士もいっしょに研修を行うなど交流を深めてきた。ノートや黒板の書き方を小中で統一したり、授業を参観し合って発達段階を意識した授業展開をしたりするなど、子どもたちが小学校から中学校にスムーズに移行できるよう力を注いできた。

今年4月に同市で小中一貫教育が全面実施(じっし)される前から着実に積み重ねられてきたこれらの取り組みから、「子どもたちは中学校に上がってからも明るく充実(じゅうじつ)した学校生活を送っていることが、母校訪問の生徒の表情からも分かる」と先生。交流を通してふれ合った先輩(せんぱい)たちの姿を目標に、子どもたちは一歩一歩成長の階段を登っている。

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