守谷市/松前台小学校(2018年11月22日)

さまざまなボランティアを通じて地域の力をより良い教育に生かす

守谷市立松前台小学校では、新しい時代の学校文化の形成を目指し、学校ボランティアの充実(じゅうじつ)を図っている。従来からの読み聞かせなどに加え、新たにさまざまな場面で保護者らの協力をあおぎ、「チーム松前台」で一丸となって子どもたちを育てようというものだ。このため同小では、校内で日常的にボランティアの姿が見られるようになってきた。

わが子のように接する保健室ボランティア

新しく始まった活動の一つに「保健室ボランティア」がある。養護教諭(きょうゆ)が校外学習や宿泊(しゅくはく)学習の付きそいなどで不在のときに代わって、けがや体調不良などで保健室に来た子どもに対応してくれる。

「あくまでも保健室のお留守番という意味合い。お母さんが自分の子を見る感覚で、職員といっしょに児童の健康・安全を見守っていただく。目線を合わせて『だいじょうぶ?』と聞いてくれるだけで子どもは安心して泣き止むし、ベッドで休むときも心細くならずに済む」と、教頭。

プールサイドで見守る水泳学習ボランティア

「水泳学習見守りボランティア」は、プール授業のときプールサイドに立って子どもたちを見守ったり、はげましの言葉をかけたりしてくれる。先生はプールに入って指導しているので、外から全体的に見わたす人がいることが、安全確保のためには重要なのだそうだ。

ほかにも花だんの手入れや、校内の児童の手が届かないところのそうじをする「グリーン・クリーンボランティア」、補充(ほじゅう)学習のときに丸付けをする「竹の子教室ボランティア」など、さまざまな活動がある。

毎月募集(ぼしゅう)するごとに、その楽しさが評判になって人数が増え、また、どの活動でも保護者の新しいアイデアや申し出が積極的に出てきて、士気も上がっているという。「落ち葉が気になるから今週のどこかで落ち葉はきをしますね。先生は来てはだめですよ。ボランティアになりませんから」などと声をかけてくれることも増えた。

保護者や地域の力をチーム松前台で結集

「より良い教育のためには学校自体の力だけでなく、保護者や地域などの力をはば広く集める必要がある。何もかも学校で決めるのではなく、保護者や地域の方々の考えを受け入れながら、みなさんといっしょに子どもたちを育てていきたい。そのためのコミュニケーションづくりも大切にしている」と校長。

例えば、最近では児童が背負うランドセルがますます重くなり、それ以外の荷物も増えている。この問題では保護者にもアンケートを採り、得られた意見を尊重し、学校はどんな学習をし、家庭ではどんな学習をするところなのかという本質を見極めた改善策を考えているそうだ。

「保護者のみなさんに学校にかかわっていただくには、ボランティアのほかにもさまざまな形があり、このようなアンケートなどもその一つ。多様な参画の手段を提案することで、チーム松前台という考え方が広まることを目指している」と校長は語っている。

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