龍ケ崎市/八原小(2018年12月14日)

「八原しぐさ」児童が考案「あこがれ」で学校生活気持ちよく

龍ケ崎市立八原小学校では、6年生の児童が、江戸時代の人々が気持ちよく生活するための知恵(ちえ)である「江戸しぐさ」をヒントに、学校生活を気持ちよく送るための「八原しぐさ」を考案し、学校ぐるみで実践(じっせん)している。「あこがれ」と名付けた取り組みを通じて、子ども同士が積極的によい行いを見つけ、認め合う雰囲気(ふんいき)が生まれてきた。

四つのよい行い柱に

八原しぐさが生まれたきっかけは、昨年度、5年生だった子どもたちが道徳で「江戸しぐさの思いやり」を学んだこと。子どもたちは全校児童が852人と大規模な同小で、みんなが気持ちよく学校生活を送るためにどうすればよいかを考え、「江戸しぐさのような八原しぐさがあればいい」と思いついた。

新学期に入り、早速各クラスから3人ずつ15人で「八原しぐさ実行委員会」を発足。昨年度、各クラスで出た案を元に話し合いを重ね、「ありがとう」「行動」「学習」「礼儀(れいぎ)」の四つにかかわるしぐさ(よい行い)を八原しぐさの柱に決めた。そして四つの言葉の頭文字をとって、八原しぐさを「あこがれ」と名付け、5月の全校集会でみんなに披露(ひろう)した。

「あこがれ賞」で表彰

現在、実行委員は「あこがれ」を学校生活に生かすためさまざまな取り組みを行っている。

例えば、授業参観時に体の不自由な保護者の案内を率先して行った子などに「あこがれ賞」を授与(じゅよ)したり、「あこがれ」をテーマにした作文を給食の時間の放送で読み上げたり、しょうこう口に「あこがれBOX」を設け、周りでよい行いを見たら、紙に書いて紹介(しょうかい)するように呼びかけたりしている。

また各クラスにも、かべに画用紙で作った「あこがれの木」を掲示(けいじ)し、子どもたちが友達のよい行いを見つけたら、カードに書いてはり付けられるようになっている。あるクラスのかべには、「墨汁(ぼくじゅう)をこぼしたときにふくのを手伝ってくれた」「授業中にたくさん発表してすごいと思った」「友達のやる気を出させようとはげましてくれた」などと、子どもたちが見つけた四つのしぐさがたくさんはり付けられていた。

6学年主任の先生は「子どものよい行動について、教員よりも、別の子どもが紹介する方が、子どもの心にひびく」と語った。

学校の伝統へと期待

教務主任の先生によると、「あこがれ」の取り組みを始めてから、子どもたちが友達のよいところを積極的に認めようとする意識が出てきたという。例えば、真面目に物事に取り組んでいる子どもにに対して、茶々を入れたりするのではなく、素直によいと認める雰囲気が生まれてきた。またよい行いをすることによって「あこがれられる」人になりたいという意識にもつながってきているという。

先生は「今は6年生が中心となっている活動だが、今後ほかの学年にも引きつがれ、学校全体で取り組み、伝統になって欲しい」と期待している。

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