土浦市大岩田小学校(2019年1月25日)

音楽あふれる環境で情操育む 最先端のプログラミング教育も

土浦市立大岩田小学校では、子どもたちの歌声がひびく学校を目指し、音楽教育に力を入れている。クラス対抗(たいこう)での歌声コンクールや校内音楽会のほか、金管バンドの活動も活発だ。また昨年からはプログラミング教育の研究指定校として、子どもたちの「プログラミング的思考」も育んでいる。

歌声コンクールでひびき合う喜び知って

特色の一つは、月に1〜2回開かれる学級対抗の「響(ひび)け歌声コンクール」。1年生から6年生まで全クラスが、「今月の歌」を歌い比べる。子どもたちは音楽担当の先生の指導の元、朝の会や音楽の時間に練習にはげみ、クラスごとに収めた録音を聴(き)いた先生が、最も優れたクラスを決定する。「歌声がひびき合う心地よさを感じることで、心を一つにして作り上げる喜びを知ってほしい」と校長。

毎年11月に開かれる校内音楽会では、同コンクールで練習してきた子どもたちが、日ごろの成果を発表する。低学年の子どもたちは楽しく体でリズムをとるような歌、高学年は音域が広い難しい歌をしっかり歌い上げる。さらに同小では、子どもたちの卒業時に、1〜6年生までの音楽会を録音をしたCDをわたしてくれる伝統がある。子どもたちや親だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんも楽しみにしているそうだ。

さらに金管バンドの活動も活発だ。現在4〜6年生約40人が所属、休み時間や放課後には、熱心に演奏する音色が聞こえる。県吹奏楽(すいそうがく)コンクールに常連校として出場するほか、昨年度は東京ディズニーランドのステージでも演奏を披露(ひろう)した。入学式や定期演奏会でレベルの高い演奏をする金管バンドの存在は、同小の子どもたちのほこりとなっている。

企業と連携し、最先端のプログラミング教育実践

音楽教育に力を入れる一方、2020年に必修化されるプログラミング教育についても、土浦市の研究指定校として先行実施(じっし)。自分の意図を実現するための手順を論理的に考える「プログラミング的思考」の育成を図っている。

具体的にはコンピューターを操作するソフトウェア型、コンピューターを使わないアンプラグド型、ロボットを操作するロボット型などさまざまなアプローチで一般の教科の学習にプログラミング教育を取り入れる。大日本印刷株式会社と連携(れんけい)することで、子どもたちは最先端(さいせんたん)の体験ができ、現場の先生の負担も減らせるようになった。

校長は「プログラミングでパソコンのソフトを使うと、ふだんの授業ではぼんやりしがちな子どももも自分で考え出すようになるし、理解も早い」と効用を話す。

情操を育む音楽教育と論理的思考を養うプログラミング教育が、子どもたちの未来への可能性を広げている。

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