牛久市奥野小学校(2019年1月25日)

ESDの活動で県内の小学校初ユネスコスクールに認定

市内のどこからでも通える「小規模特認校」の牛久市立奥野小学校。隣接(りんせつ)する奥野さくらふれあい保育園と牛久第二中学校とともに「おくのキャンパス」として、小規模校の特色を生かした教育を行っている。とくに力を入れている環境(かんきょう)・郷土教育と英語教育が認められ、県内の小学校で初めてユネスコスクールにも認定された。

環境・郷土教育で世界中の学校と交流を

同小の特色ある教育の一つにESD(持続可能な開発のための教育)がある。さまざまな地球規模の課題を解決するための取り組みで、同小では主に「環境・郷土教育」に力を入れて行ってきた。「今日よりいい奥野をつくろう」をESDのキャッチフレーズにし、地域の環境や郷土について学びながら、英語を使って世界中の児童生徒と交流を図って学びを深めようとユネスコスクールに申請(しんせい)し認定された。現在、国内には1千校以上、世界には1万校以上の加盟校があり、今後、これらの学校との交流を通じ、情報や体験を共有していくことが期待される。

自分たちで課題を見つけ考える探究活動

ESDの活動には3年生から取り組む。総合的な学習の時間を使い、3年生は奥野の生き物について学び、4年生は奥野の自然環境を守るための課題や改善点を調べ、対策を考える。学校のビオトープを観察したり、森林や谷津田などに足を運んだり、自然保護団体のアサザ基金の人たちのレクチャーなども受けながら、自分たちで課題を見つけ学習していく。

5年生は「奥野ふしぎ発見」をテーマに、旧跡(きゅうせき)や寺社などを訪ねて奥野の歴史について学ぶ。9月には金剛院で行われた大数珠(じゅず)を回しながら念仏を唱える伝統行事「団子念仏」にも参加させてもらい、地域の人たちとも交流した。そして集大成となる6年生では「考えよう!私たちの奥野未来予想図」をテーマに地域の活性化について学び、奥野地区の未来のために何ができるかを考えていく。

奥野っ子ステージで学習の成果を発表

日ごろの学習の成果を発表する場となるのが「奥野っ子ステージ」。今年度は11月16日(金)に行われ、保護者や地域の人たちも見守る中、学年ごとに堂々と発表した。1・2年生は英語学習の成果を英語の歌や台詞で披露(ひろう)。3年生はカエルやトンボなどの役になり、生き物の視点から奥野の自然の素晴らしさについて述べた。また6年生は教室での話し合いの様子をステージ上に再現して、地域の活性化について意見を交わすなど、それぞれの学年が工夫をこらした演出で、楽しく分かりやすく表現した。

「ESDでは自ら探究していく質の高い学習ができており、この学びの姿勢がほかの教科にも生かされている」と話す教頭。充実した英語教育やICT(情報通信技術)教育、ユネスコスクールが注目され、学区外からでも通いたいと思われるような魅力(みりょく)ある学校にしていきたいと語った。

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