守谷市/大野小学校(2019年3月15日)

朝のぴかトレで育む確かな学力と自ら学びへ向かう積極的な姿勢

守谷市立大野小学校では今年度、朝の始業前に行っていた「読書・スキルタイム」を、2学期から「ぴかぴかトレーニング(ぴかトレ)タイム」へと発展させた。さまざまな内容の学習トレーニングをバランスよく行い、くり返し練習することで学びを深め、学習成果を確実に定着させるとともに、発展的な課題にも主体的に取り組む児童の育成を図っている。

辞書引きを通じて言葉の感性を養う

ぴかトレの活動の一つが辞書引きトレーニングだ。言葉の知識を増やすことで豊かな表現力が育まれ、理解力の向上や作文の上達などの効果が期待できる。

通常、国語辞典などの辞書は3年の授業で初めて使うが、同小では1年のときから身近に置き、調べものなどで日常的に使って親しんでいる。これにより言葉への関心が高まり、きちんとした言葉づかいをしようといった意識も生まれている。

「いままでは、分からないことがあるとすぐ先生に聞いてきたが、辞書を引き慣れてきて、自分で解決しようという自立心が育ってきた。今では国語以外の教科でも知らない言葉が出てくると、積極的に辞書を引いて調べている」と教務主任の先生。

人間力を高める読書と読み聞かせ

同小では読書活動も、ぴかトレタイムになってますます盛んになっている。朗読タイムには読み聞かせボランティアの人が、人権・道徳・平和などさまざまなテーマから、自分のおすすめの本を選んで、思いをこめて読み聞かせてくれる。「さっちゃんのまほうのて」や「ありがとう、フォルカーせんせい」といった本からは、人に優しくすることの大切さを学ぶことができた。

子どもたちはボランティアの人たちへ、良い本を紹介(しょうかい)してくれたことへの感謝の気持ちや、読んでもらった感想などを手紙に書いてわたしている。そのように思いを届け合うことも、また心を豊かにしてくれる。

自信につながる100マス計算

算数のトレーニングは100マス計算だ。この活動の良い点は、結果が見えやすいこと。「子どもたちは練習を重ねるうちに、計算が速く正確になったことが分かって自信が付く。その結果、算数の問題を解くときだけでなく、たとえば委員会活動でのアンケート集計など、めんどうな仕事も進んでこなし、手早く処理できるようになった」と教頭。

このように、学習の成果が日常のちょっとした場面などに役立つことが分かると、子どもたちは勉強の大切さが実感でき、学びに向かう力が生まれる。

「子ども自身が主体的に学びに向かい、学んだことを生かしながら社会や世界とかかわり、よりよい人生へとつなげることが重要。日々のトレーニングにより子どもたちは少しずつ着実に成長している。千里の道も一歩からというように地道に続けていきたい」と校長は語る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です