水戸市/渡里小(2019年3月15日)

みんなの学校をみんなでよくする特別活動

昨年4月に創立145周年をむかえた水戸市立渡里小学校。同小では、児童が主体となった特別活動に力を入れて取り組んでいる。児童会本部を中心に、各種委員会や学級が一つになって、自分たちの学校をよりよくするにはどうすべきかを考えたり、学校全体の人間関係をよくしたりする取り組みについて話し合い、みんなで実践(じっせん)している。

学校の課題を話し合う「渡里プロジェクト会議」
特別活動の中心となる児童会本部は、5・6年生の役員12人で構成され、各委員会の委員長8人、3年生以上の各学級代表24人とともに議題があがるごとに渡里プロジェクト会議を開いて話し合いをしている。例えば各委員会が活動しやすくするための設備改善について、放送委員会からせん風機が欲しいという要望があり、みんなで話し合って学校に要望して設置した。また人権集会のスローガンや運動会のスローガンを決めるときには、各学級で考えた案を持ち寄り、渡里プロジェクト会議で話し合う。6年生を送る会の内容についても渡里プロジェクト会議で児童代表同士が話し合い、企画(きかく)から当日の司会進行までを担当する。
「キッザニア渡里」で委員会活動を体験
キッザニア渡里は、児童会が企画した委員会活動の体験イベント。ヒントとなったのは6年生が東京遠足で体験したキッザニア東京での職業体験で、5年生になって委員会活動をする前に4年生に体験してもらうというもの。どんな委員会があるかを児童朝会で紹介(しょうかい)し、興味を持った委員会の体験を希望し、委員会の児童たちが4年生の世話をする。体験内容は、放送委員会は朝の放送や昼の放送の実際の原こうを読んだり、機械の操作を上級生に教えてもらいながら体験。飼育栽培(さいばい)委員会は、職員室げん関前の花のプランターに水やりをするやり方を、図書委員会は本の貸し出しや返きゃくの手続き、本の整理などを教わりながら体験する。
渡里小だけの通貨「1だっぺ」
体験をすると、同小だけで使えるお金、1単位「1だっぺ」紙へいがもらえる。自分に合う委員会を見つけるために、たくさん体験すると1だっぺがたまっていく。この1だっぺ紙へいは、PTAと学校の共催(きょうさい)で開かれるお祭り「渡里元気村」のゲームコーナーで使うことができる。1だっぺ紙へいは児童会の発案で昨年度から始まり、子どもたちに好評だ。「児童会本部が中心となり、各委員会と協力して体験活動を行なっている。4年生である程度の委員会を体験できるので、5年生になってスムーズに活動に入りやすい」と教務主任の先生。
児童会本部を立ち上げて3年が経ち、活動も軌道(きどう)に乗ってきたという。児童会本で活動した児童は、みんなの前で話す機会も多く、その経験がいろいろなところで生かされ、自信になっていく。下級生にとっては、「自分も上級生なったらやってみたい」と思う意欲づけになっている。

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