龍ケ崎市/龍ケ崎西小学校(2019年3月15日)

「リーフリボン」でいじめゼロに愛宕中と連携して取り組む

龍ケ崎市立龍ケ崎西小学校では2007(平成19)年から、愛宕中学校と連携(れんけい)して、「いじめ・いたずら・いやがらせ」の撲滅(ぼくめつ)を図る「リーフリボンキャンペーン」を展開している。5月の集会では中学生がキャンペーンの意義を説明、11月には中学校主催(しゅさい)のフォーラムに小学生が参加するなど、小中一体となって取り組んでいる。

黄緑のリボン胸にいじめについて考える

同小の子どもの名札の横にいつもあるのは、2~3㌢ほどの小さなリボン。明るくいやしを感じさせる黄緑色のリボンは、愛宕中学校の生徒が作ってくれた。全児童がおだやかに生活できることをシンボル化したものだ。

5月のリーフリボン集会では、同中生徒会の生徒が同小を訪問。朝のあいさつ運動をいっしょに行った後、体育館でリーフリボンキャンペーンの意義を分かりやすく説明し、手作りのリボンを全児童分贈呈(ぞうてい)してくれた。

同小の子どもたち6人は舞台(ぶたい)に立って、紙に書いた「いじめている人を見たら必ず止めます」「私たちは仲間外れはしません」「私たちは人を傷つけてしまったら、勇気をもって謝ります」など6か条の「あったか学校宣言文」をかかげた。みんな「いじめのない西小にしたい」と心に刻んだ。

11月には、企画(きかく)委員の子どもたち14人が同中のリーフリボンフォーラムに参加した。「大きな声であいさつする」「ミスをしたらなぐさめあう」など、各クラスでいじめをなくすために取り組んでいることを紹介(しょうかい)し、中学校の取り組みも聞いた。いじめ撲滅というテーマを通して、小中の交流を深めた。

すぐに反省できる意識育つ

子どもたちは日ごろの学級活動や道徳の時間でも、ロールプレイなどを活用した対人関係や集団行動を営むための「ソーシャルスキルトレーニング」を通じて、よりよいコミュニケーションの仕方を学んでいる。

教頭は「取り組みのかいあって、子どもたち同士のいじめは少ない。また悪い言葉を使ってしまったときなども、すぐに反省できる意識が育っている」と話す。

ペア・グループで学力向上背景に良好な人間関係

同小では今年度から「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して、全教科でペア・グループ学習を取り入れている。子どもたち同士で教え合ったり、話し合いでは一人ひとりの意見を尊重したりしながら、学習活動を進めている。

教頭は「ペア・グループ学習の導入で、以前だったら問題が分からないままだった子も、友だちのやり方を手本にしたり、質問したりできるようになった。問題に手がつけられるようになり、学力向上につながっている」と述べ、その背景には、12年間にわたるリーフリボンの取り組みが育んだ子どもたちの良好な人間関係があると強調した。

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