つくば市/みどりの学園義務教育学校(2019年3月15日)

文科相が視察、ICTを活用したつくばの先進的な学びのスタイル

つくば市立みどりの学園義務教育学校では「世界のあしたが見える学校」をスローガンに、先進的なICT(情報通信技術)教育やプログラミング教育などを展開している。昨年12月には柴山昌彦文部科学大臣が来校、授業の様子を視察し、「これを参考に、新時代の学びを支える先たん技術のフル活用の実現に向け、しっかりと取り組んでいきたい」と述べた。

ロボットの先生が児童に英語を指導

つくば市では1年生から英語に親しんでいる。大臣が視察した日、1年生の教室ではミニロボットの「ロボホン」が、身ぶり手ぶりを交えながら英単語を発音したり、英語の歌を歌ったりしていた。この日の選曲は季節に合わせてクリスマスソング。子どもたちもロボホンといっしょにおどりながら英語で歌った。

ロボットが話しかけてくれる授業は、子どもたちにとっても目新しく反応がいい。「ロボット相手だと、まちがってもはずかしくないので積極的になれる」という声もあった。柴山大臣は「ロボットを使った授業を見て大変驚いた。こうした英語の学習ならとても楽しく学べる」と話した。

プログラミングで大学から遠隔授業

同市ではプログラミング教育を1〜9年の全学年で取り入れている。この日は4年生が「マインドストーム」を使ってロボットカーを走らせ、筑波学院大学の山島教授が遠隔(えんかく)指導で協力した。

プログラムの基本的な部分は子どもたちでも手探りで、あるいは友達同士で教え合って進められるが、高度な内容になると担任の先生でも手に負えなくなる。そこを大学にいる先生に、タブレットのカメラを通して見てもらい、アドバイスしてもらった。こうした遠隔教育や高校・大学などとの連携(れんけい)は、今後さらに拡大していく方針だそうだ。

自分のペースでオンライン学習も

3年生の算数の授業は「つくばチャレンジングスタディ」を使って行われた。これは市独自の学習支えんシステムだ。1〜9年の主要教科の問題が全部で7万問用意され、児童はそれぞれ自分のペースで学習できる。進める子はどんどん先へ進み、苦手な教科はもどって学び直すこともできる。

学習の進み具合や、解答にかかった時間、まちがい方などのデータも取れるので、学習内容がどのくらい身に付いたかが確認でき、先生が児童一人ひとりに合った指導をするための手助けになっている。

インターネットを通して学校や自宅、外出先などいつでもどこでも利用できることも特長だ。家庭での予習復習のほか、病院内学級や特別支えん学級、不登校の子や日本語に不慣れな子の個別学習などにも活用されている。

「今の小学生が大人になるころ、65㌫の人は今の世の中にはない職業に就くと言われている。子どもたちにはその時代に順応するだけでなく、自ら時代を変革し、より良い社会を創造する人材に育ってほしい」と校長は語る。

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