牛久市/中根小(2019年3月15日号)

地域の人たちに支えられ学校農園で作物を育てる農業体験

牛久市立中根小学校は1学年が6クラスもある大規模校だが、地域とのかかわりが深く、地域の人たちがさまざまな場面で協力をしてくれる。登下校の見守りはもちろん、稲作や野菜づくり、昔の遊びなどの体験学習の支えんや学校行事の際に交通整理などを行うなど、多くの人たち見守られ、子どもたちは充実(じゅうじつ)した学校生活を送っている。

野菜や米を育てる農業体験

周囲に田畑が広がるのどかな環境(かんきょう)にある同小の裏の畑には、「中根小学校農園」の看板が立つ。ここで子どもたちはさまざまな野菜を育てている。1年生と5年生はサツマイモ、2年生はポップコーンの原料となるトウモロコシの品種「ポップコーン」、6年生は大根などだ。苗(なえ)を植え、種をまき、草取りや間引きなども行って大切に育て、収かくの喜びを体験する。1年生は5年生に手助けしてもらいながらいっしょに作業をし、2年生は収かくしたトウモロコシを使い、ポップコーンを作ってみんなで味わった。また3年生は社会科の授業の一環(いっかん)としてもち米作りを体験。学校近くの田んぼを借りて田植えをし、秋には稲(いね)かりを行う。ほとんどの子どもたちが初めての体験で、どろまみれになったり、カマを使うのに苦労したりしながらも、楽しそうに生き生きと活動した。そして収穫(しゅうかく)したもち米を使い、もちつきも体験した。

農園を見守るスクールボランティア

これらの活動を支えているのがスクールボランティアの人たち。地元の農家や農協に勤めていた人などが、畑を耕したり、田起しや代かきをしたり、草取りをするなど、子どもたちが活動しやすいように準備を整え、植えた後の作物の手入れもしている。「いつのまにか畝(うね)ができていたり、マルチが張られていたり、草がぬかれたいり、常に気にかけてくれる。ボランティアの人たちの協力のおかげで子どもたちは貴重な体験ができ、本当にありがたい」と教頭。ボランティアを担う地元の人たちは「子どもたちの笑顔を見ると元気になる」と、児童数が増えた今でも変わりなく学校に協力をおしまない。

地域の人に支えられのびのび育つ

また総合的な学習の時間で日本文化について学ぶ4年生は、地域の人たちをゲストティーチャーにむかえ、和だいこや水ぼく画、茶道の体験を行った。1年生の昔遊び体験にも多くの人たちが参加し、子どもたちは地域の人たちとの交流を楽しんだ。ふだんの学校生活でも登下校の見守り、運動会や持久走記録会などの学校行事の際の交通整理など、さまざまな場面で教育活動を支えている。「地域の人たちとの交流を子どもたちも楽しみにしており、地域の人たちに見守られ、大事にされているという意識が子どもたちの心を育んでいる。今後もさまざまな学びの中で、いろいろな人とのかかわりの場をつくっていきたい」と校長は語った。

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