つくばみらい市/陽光台小学校(2019年4月26日)

太陽の光あふれる校舎で新しい伝統つくる

つくばみらい市立陽光台小学校は、つくばエクスプレス沿線地域に2015(平成27)年に誕生した小学校だ。ざん新なデザインの校舎は、学校名のように太陽の光あふれる開放感のあるつくり。めぐまれた学習環境(かんきょう)の中、子どもたちはのびのびと学んでいる。保護者や地域の人たちも積極的に教育活動にかかわり、共に新しい伝統を築いている。

ハーフオープンスペースで豊かな発想広がる
2017年のグッドデザイン賞にも選ばれた校舎は、理想の学習空間を考えぬいた設計だ。床(ゆか)から天井の梁(はり)まで木材をふんだんにつかった校舎は木の香りに包まれ、扉(とびら)をなくし壁(かべ)を半分にカットした「ハーフオープンスペース」の教室は、太陽の光や風は通しながら、吸音壁(かべ)で余計な音をカットする。子どもたちは扉を引くガラガラという音にさまたげられることなく発想を広げ、のびのびと学んでいる。
またパソコンルームと図書館の機能を備えた「メディアセンター」では、子どもたちがタブレットと本の両方を使いながら調べ学習を進め、中庭のビオトープでは、メダカやヤゴを探す姿が見られる。
「豊かな環境で子どもたちは落ち着いて明るく過ごしている」と赤木校長。オンリーワンの校舎は、子どもたちの誇(ほこ)りだ。

デジタル教科書でユニバーサルな学び
児童数の増加で昨年4月に同市立富士見ヶ丘小学校が分離(ぶんり)したが、今年度も昨年度より70人以上増と活気に満ちた同小。新しい学び方についても、積極的に取り入れる。
デジタル教科書の積極的な活用はその一つ。「児童と共有したいところを拡大したり、動画やイメージ画像を使ったり、漢字の書き順もスクリーン上で筆運びをを見せられたりと、紙の教科書にはないメリットがたくさんある」と先生。視覚にうったえることは読むことが苦手な子どもにも分かりやすく、ユニバーサルな学びにつながっている。

保護者・地域と連携して「開かれた学校」に
さらに力を入れるのは、開かれた学校づくり。保護者や地域の人たちとの連携(れんけい)にも積極的だ。それを象徴(しょうちょう)するのが、PTA、青少年育成会と共につくりあげる11月の秋祭り。昨年も校舎いっぱいに保護者や地域の人による手焼きせんべいやチョコバナナづくりなど楽しいブースが並び、体育館では熱気あふれるパフォーマンスが披露(ひろう)され、子どもたちは笑顔で回っていた。
またPTA主催(しゅさい)で、研究者の保護者を講師にプログラミング教室が開かれるなど、技術を持つ保護者を教育活動に生かす取り組みも行われている。
「伝統がない分、チャレンジできる。慣習にとらわれずに、保護者や地域の方々と協力して新しい伝統をつくっていきたい」と、校長は熱く語る。

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