取手市/高井小学校(2019年4月26日)

地域のボランティアの協力で豊かな体験活動から学ぶ

人口の増加が著しいゆめみ野地区にある取手市立高井小学校では今年度95人の新入生をむかえ、初めて1学年が3クラスになった。年々児童数が増え活気がある同小では地域とのつながりを大切にし、ボランティアの人たちの協力のもと近くの公園で自然観察を行うなど、子どもたちは多くの体験活動から学びを深めている。

ゆめみ野公園で自然観察会
同小のすぐ近くにあるゆめみ野公園は自然のままの雑木林が残り、多くのこん虫や野鳥を観察することができる。この公園を管理しているのが環境(かんきょう)保全活動を行っている「環境NPOとりで」の人たち。子どもたちは同団体の協力で、公園をフィールドにさまざまな自然観察や体験活動を行っている。
1年生は公園探検や虫とり、2年生は木の実拾い、3年生は野鳥観察、4年生は草木染め、5・6年生は枝を拾ったりして公園の整備をする。ゆめみ野公園はふだんから子どもたちもよく遊んでいる公園だが、植物の名前を教えてもらったり、野鳥に関心をもったりすることで、自然に対する探求心が芽生え、公園を大切にしようする気持ちも育つ。「専門の知識をもった人たちに教えてもらうと、子どもたちも生き生きとする」と教務主任の先生。身近にフィールドがあり、協力してくれる人がいるからこその活動だ。
楽しみにしている読み聞かせ
また月に1~2回、朝の時間に全学年で読み聞かせを行ってくれるのが「フォレスト」のメンバー。在校生や卒業生の保護者や地域の人たちなど25人あまりが、学年に合ったものを計画的に選書して読み聞かせ、卒業時には6年間に読んだ本のリストを卒業生にわたしている。校内のろう下に季節ごとに装飾(そうしょく)をしてくれるのもフォレストの人たちで、七夕のささかざりなど季節感あふれる手作りのかざりを、子どもたちも楽しみにしている。
「どんぐりっこ祭り」で地域の人と交流
毎年11月3日に行われている「どんぐりっこ祭り」では、お世話になっているボランティアの人たちを招いて「ありがとう集会」を開いている。手作りのプレゼントをわたし、学年ごとに群読や合唱、学習発表、演舞(えんぶ)などを披露(ひろう)して、感謝の気持ちを表す。続いて行われる第2部では、PTAが中心となりバザーやゲームなどのアトラクションを行う。ボランティアの人たちも参加し、環境NPOとりでは木の実を使った笛づくり、フォレストは迷路のようなアトラクション、地域の自治会ではカレーや焼きそばを用意するなど、多くの人が協力し、地域ぐるみで盛り上げる。子どもたちも地域の人たちと楽しく交流でき、とても楽しみにしているイベントだ。
「地域の協力を得て、いろいろな体験ができるのが本校の良さ。これからもめぐまれた環境を生かして、学習に役立てていきたい」と先生は話した。

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