龍ケ崎市/長山小学校(2019年4月26日)

TTで小中の先生が共に授業 小中一貫で道徳教育に取り組む

龍ケ崎市立長山小学校は昨年度、道徳教育を中心に小中一貫(いっかん)教育に取り組んだ。小中学校の先生が共に授業に取り組むTT(ティーム・ティーチング)で道徳の授業を行ったり、みんなの課題を話し合う「たつのこフォーラム」で児童生徒が意見を交かんしたりするなど、さまざまな形で小中が連携(れんけい)して活動した。

共に授業をすることで児童生徒の実態知る
昨年5月には、同小の先生が長山中に行き、中学校の先生と共に中1のクラスで道徳の授業を行った。中学生になって自分らしさが出せずになやむ男子生徒の物語を読んだ生徒たちは、自分を投影(とうえい)させながら意見を出し合った。同小の先生は生徒の机を回って意見を拾い、「小学生のころの素敵だった自分を忘れないで」と呼びかけた。
同12月には、長山中の先生が同小を訪れ、小学校の先生といっしょに4年生のクラスで授業を行った。中学校の先生が「努力や強い意志」をテーマに、勉強やスポーツにがんばっている中学生の姿を紹介(しょうかい)すると、子どもたちは縦割り班などでお世話になった先輩(せんぱい)の姿を思いうかべながら、熱心に聞き入った。
教務主任の先生は「中学校の先生は小学生の実態、小学校の先生は中学生の実態が分かりにくい。いっしょに授業をすることで、児童生徒がどう考えて行動するかが理解でき、9年間を見通した指導の一助になったと思う」とふり返った。
小中学生が同じ舞台で「地域貢献」話し合う
また昨年末には、5・6年生の子どもたちが、松葉小・長山中の児童生徒と共に、同中で開かれた「たつのこフォーラム」に参加した。小中学生が自分たちの課題を話し合うことがねらいで、保護者や地域の人も参加した。
各校代表のパネラーたちが「自分たちができる地域貢献(こうけん)」をテーマに話し合い、「地域のそうじをする」「地域のお祭りに参加しに行く」など活発な意見が飛び交った。観客席の子どもたちからも積極的な発言が相次ぎ、会場は熱気に包まれた。
子どもたちにとっては自分の意見をみんなの前で話したり、堂々と話す友達の姿を見たりするよい機会となった。さらに小学生とはちがう中学生の視点を知ることもできた。
授業改善の取り組みで「道徳が楽しい」
道徳教育では小中一貫教育の取り組みに加え、先生たちが研修を重ね、子ども主体の授業改善に取り組んできた。昨年度の終業式では、4年生の児童代表が一年をふり返り「道徳の授業が楽しかった」と述べるなど、「子どもたちからの手応えも感じている」と教頭。
「今年度も新たなテーマで小中でのTTを継続(けいぞく)し、小中一貫教育を進めていく。そしてさまざまな道徳教育の取り組みで得たスキルは、今後も授業で生かしていきたい」と先生は話している。

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