土浦市/荒川沖小学校(2019年4月26日)

小中一貫、保幼小連携で連なる学び 異年齢の交流が育む成長

土浦市立荒川沖小学校では昨年度から、乙戸小、中村小、東小、土浦三中と本格的に小中一貫(いっかん)教育の取り組みを始めた。小学生が中学校で授業を体験したり、中学生が小学校で読み聞かせをしたりするなど、交流を深めている。さらに荒川沖保育所と保幼小連携(れんけい)も進めている。異年齢(いねんれい)の豊かな交流の中で、子どもたちは育っている。

4小の子どもたちが一日中学校体験
昨年5月には、6年生が乙戸小、中村小、東小の子どもたちと土浦三中を訪れ、一日体験を行った。ちょっぴり緊張(きんちょう)気味だった4小の子ども同士も簡単なゲームを行い、一気に和やかなふん囲気に。続いて中学校の授業に参加。英語では元気よく自己紹介(しょうかい)をしたり、理科ではスライム作りに挑戦(ちょうせん)したりと、積極的に取り組んだ。体験後のアンケートでは「中学校が楽しみになった」という声も聞かれた。
「小学生の中には、中学校はレベルが高くてこわいというイメージを持つ子もいるが、体験でそれが和らいだと思う」と教務主任の先生。

中学生が絵本の読み聞かせも
また土浦三中の生徒も同小の活動に参加する。昨年は年に数回、朝のあいさつ運動に加わり「おはようございます!」と元気よく児童に声をかけたり、朝自習の時間に来て、1・2年生に絵本の読み聞かせをしてくれたりした。中学生が本を読むと、子どもたちは身を乗り出し、「私も中学生になったら読み聞かせをしたい」と目をかがやかせる子もいるそうだ。そのほか、災害時の引きわたし訓練を小中合同で行ったり、夏休みの算数の補講「学びの広場」で中学生が小学生に教えてくれたりと、さまざまな場面で児童生徒の交流を深めている。
さらに4小1中の先生同士も、教科ごとに勉強会を開いたり、取り組みを報告し合うなど、連携している。「学校ごとにまちまちだった行事を統一したり、学習進度について中学校の先生のアドバイスを取り入れたりすることで、4小1中で一貫性のある学習ができ、子どもたちの学力向上にもつながっていく」と先生は力をこめる。

保育所の園児に昔の遊び教える
さらに同小では昨年度から、保幼小連携の取り組みも進めている。年1~2回、荒川沖保育所の子どもたちをむかえ、1年生がコマ回しなど昔の遊びを教えてあげたり、歌や合奏を聞かせたりしている。小さい子に教える1年生は胸を張って、ちょっぴりほこらしげだ。
一昨年70周年をむかえた同小は、もともと地域とのつながりが深く、地元の人たちも学校活動に積極的にかかわってきた。そのような地域性を下地に、さまざまな連携もスムーズに運んでいると先生。異年齢の豊かな交流の中で、子どもたちは健やかに育っている。

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