水戸市/石川小学校(2019年5月31日)

地域とともに子どもの学びと心を育む小中一貫教育

国道50号沿いの市街地にある水戸市立石川小学校は、学力向上・豊かな心・交流の三つのプロジェクトのもと、地域とともに子どもを育てる小中一貫(いっかん)教育を進めている。保護者や地域の人たちが、学校に積極的にかかわってくれるのが大きな特色となっている。もう一つの特色は、市内の小学校で2校しかないマーチングバンド部の活動で、地域やコンクールで活やくしている。

小中一貫教育 三つのプロジェクト
学力向上プロジェクトでは、主体的に学ぶ児童生徒の育成をめざし、小中それぞれの授業を参観し、協働的な学び合いを中心とした合同授業研究会を開いている。また、年に1回6年生と中学1年生が合同で「水戸まごころタイム」の授業を行っている。小中の先生が8教科の指導にあたり、中1ギャップの解消に努め、6年生は中学校の学習ふん囲気を感じ取ることができる。
豊かな心プロジェクトでは、「互(たが)いの良さを発揮できる児童生徒を育成する」というねらいのもと、生徒指導や特別支えん関連の情報交かん会を行っている。昨年度は道徳の授業研究会で、6年生のときの担任が中学1年生の授業を行ったり、中学校の音楽の先生が6年生に中学校の校歌の指導をしたりした。小中の交流授業は、児童生徒理解のための効果的な取り組みとなっている。
交流プロジェクトでは、児童生徒間の交流や地域との交流を深めるために、さまざまな活動を展開している。小学生に中学生が陸上競技を教えてくれたり、6年生と中学生がいっしょにボランティア活動をしたり、高れい者施設(しせつ)、幼稚園、保育園、病院に行って、奉仕(ほうし)活動をしたりふれあいの時間を持っている。地域の市民運動会にも参加し、秋に開催(かいさい)される地域の大イベント「かぼちゃまつり」では、子どもたちが特技発表やボランティアスタッフとして活やくする。また、赤塚駅で小中合同の募金活動も行った。

学校を支えてくれる地域の人たち
地域が一体となって子どもたちを大切にし、いろいろな取り組みをしてくれることも同小の特色の一つ。奉仕作業として保護者や地域の人たちが、子どもたちでは手の届かないところのそうじ、花だんの手入れや除草作業などをしてくれている。春季大運動会では、地域が学校と一体となって運動会をバックアップし、声えんを送ってくれる。子どもは未来の宝という考えで、地域の人たちやPTAが協力してくれている。

マーチングバンド部 全国大会出場
同小のもう一つの特色であるマーチングバンド部は、2年生から6年生の25人が所属し、さまざまな大会で優秀な成績を収めている。昨年度はマーチングバンド全国大会やステージマーチング全国大会にも出場した。その素晴らしい演奏はコンクールだけでなく、学校や地域の行事でも披露(ひろう)している。
「夢を持って社会に貢献(こうけん)できる子になってほしいので、今の取り組みが子どもたちの未来につながるようにバックアップしていきたい。心も体も育てるために勉強だけでなく、いろいろな体験をさせてあげたい」と教務主任の先生は話していた。

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