つくばみらい市/富士見ヶ丘小学校(2019年5月31日)

あいさつの声ひびく学び舎は 地域防災とコミュニティーの拠点

つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校は、昨年4月に開校した同市で最も新しい小学校だ。新しい時代の学びにふさわしい環境(かんきょう)を整えた校舎は、地域防災の拠点(きょてん)としての設備も備えたたのもしい造り。子どもたちの元気なあいさつの声がひびく学校は、新しい街のコミュニティーの中心となっている。

災害に強い造りで万一の時は避難所に
昨年4月に同市立陽光台小学校から分離(ぶんり)してみらい平地区に開校した同小。セミオープン型教室を取り入れた明るく開放的な校舎は、地域防災の拠点としての役割も担っている。
校内は完全バリアフリーで、車いすでも利用できる多機能トイレが三つ。災害時に避難所(ひなんじょ)となる体育館二階の地域交流室は、停電時もコンセントが使える。ふだん子どもたちが遊ぶスポーツ広場のベンチは、座面を外せばたき出し用のかまどに変身。校庭はドクターヘリのランデブーポイントとして、地域の人の救急はん送に利用されることもある。
子どもたちも年3回以上、火災、地震(じしん)、不審者(ふしんしゃ)しん入を想定した避難訓練で、防災・防犯意識をいっそう高めている。

子どもたちが自ら考え動く機会を設ける
同小の今年度の重点目標の一つは「元気なあいさつ」。毎朝昇降口(しょうこうぐち)で行うあいさつ運動では、担当する中央委員会と生活向上委員会の子ども以外の児童も、自主的にランドセルをその場に置いていっしょに元気な声をひびかせる。「高学年のお兄さん、お姉さんの姿を見て、低学年の子たちも進んで加わる。良い循環(じゅんかん)が生まれています」と教務主任の先生。
また黙(だま)って掃除(そうじ)をする「黙働(もくどう)」活動では、5・6年生の美化委員が、流す音楽や放送の呼びかけを工夫し、みんなが積極的に参加するように取り組んでいる。「先生も子どもたちが自ら考え動く機会を多く設けるようにしています」と教頭はいう。

豊富な地域人材が子どもの学びをサポート
地域人材が豊富なことも同小の特長だ。東京やつくばに勤務する保護者が多く、はば広い技能を持つ人が教育活動に協力してくれる。昨年度は保護者がプログラミングや福祉(ふくし)の講座、星空観察会を開き、子どもたちは楽しみながら学んでいた。また11月の第一回秋祭りでは、保護者が企画(きかく)した楽しい体験ブースやお店が立ち並び、笑顔で回る子どもたちでにぎわった。
「みらい平地区ではまだ自治会や子ども会がないところもあり、その分学校がコミュニティーの中心となっている」と先生。新しい街で学校・保護者が一体となり、子どもたちの学びと育ちを温かく支えている。

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