水戸市/飯富小学校(2019年5月31日)

幼小中が連携し、仲良く学ぶ飯富の子

水戸市立飯富小学校は、市内でも農地の多い地域に位置する。周辺には豊かな自然が残り、フクロウやウサギ、キツネ、イノシシなども見られる。自然に囲まれてのびのびと育つ同小の子どもたちは、同じ敷地(しきち)内に建つ飯富幼稚園と、隣接(りんせつ)する飯富中学校と連携(れんけい)した教育環境(かんきょう)の中で、元気に仲良く学び、心も体も健やかに成長している。

幼小中合同の運動会 幼小で「わくわく活動」
幼小中の連携が、とても充実(じゅうじつ)していることが同小の特色となっている。春の幼小中合同運動会は、中学校の校庭で開催(かいさい)される。運動会の練習は会場となる飯富中で行い、元気に練習にはげむ幼稚園生や小学生を、中学生が温かく見守ってくれる。運動会の係は中学生が中心となって担当し、その中に5・6年生が加わりいっしょに活動する。
飯富幼稚園は、市立幼稚園ではめずらしい給食のある幼稚園で、同小で調理した給食を園児たちは小学校で食べる。また「わくわく活動」の時間では、園児もいっしょに縦割り班で活動する。5・6年生が中心になって遊びの内容を考え、クイズやゲーム、なわとびなどをみんなで楽しむ。高学年の児童が優しく幼稚園児の手を引いたりし、ふだん教室では見られない子どもたちの成長の様子を見ることができるという。

秋の大イベント「ばんだい祭」
毎年11月に開催される「ばんだい祭」は、幼小中がいっしょになって活動する文化祭。園児は歌やダンス、小学生は各学年で歌、合奏、ダンス等を披露(ひろう)し、金管バンドの演奏もある。中学生は、合唱コンクールで歌う曲の発表をする。さらに幼小中の縦割り班で工夫をこらしてブースを作る。的当て、魚とり、空きかん積み、箱の中身当てなど、みんなが楽しめる内容で、ブースの係と見学を各班が二つに分かれて交代で行う。中学生は手のこんだパビリオンを作り、特にお化け屋しきは長い列ができるほど子どもたちに大人気。準備の段階から時間をかけて、みんなで作りみんなで楽しむお祭りは、地域の人たちや保護者もたくさん来場し、飯富地区の秋のイベントとして親しまれている。

地域の協力でパパイヤなどを栽培
同小には学校のとなりに、地域の人から借りている畑があり、子どもたちはパパイヤとサツマイモの栽培(さいばい)をしている。地域の人がインストラクターとして子どもたちに栽培方法を指導してくれる。小学校でのパパイヤの栽培は市内初の試みで、11月末の収穫(しゅうかく)を楽しみにしている。サツマイモは収穫したあと、自校給食で幼小みんなで味わう。自分たちが育てたサツマイモは「あまくて美味しい」と好評だ。
教頭は、「幼小中の交流を通して、相手の思いや痛みがわかり、おたがいを尊重しあえる思いやりのある子に育ってほしい。そして大人になってみんなと協力して仕事ができる人になれるよう、育てていきたい」と話していた。

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