土浦市/中村小学校(2019年5月31日)

特別活動とクラス会議で育む自己有用感

土浦市立中村小学校では今年度、「感謝」をテーマに特別活動に力を入れる。子どもたちが行事で活やくし、それをみんなが認めることを通して、自己有用感を育むことがねらいだ。さらに朝自習の時間、円になって問題や悩(なや)みを出し合う「クラス会議」を取り入れ、おたがいを認め合いながら、問題を解決する力を育んでいる。

子どもたちのがんばり過程をふくめ認める
「一年生をむかえる会」や「わかまつ祭(文化祭)」など、子どもたちが中心となって企画(きかく)・運営する特別活動が活発な同小。今年度は「感謝」をかかげて一層力を入れる。「子どもたちのがんばりを過程もふくめ認めていく思いを『感謝』にこめた。一人ひとりが自己を肯定(こうてい)し、生き生きと物事に取り組む力を育てたい」と校長は熱く語る。
加えて今年は、各委員会や学級の代表でつくる代表委員会を立ち上げた。学級をこえて、学校、地域をよくしようと話し合う。これまでの取り組みで「あいさつの声がよくなった」と地域の人からの声も届く。
「リーダーシップを育み、課題を見つける目を育てたい」と特別活動担当の先生は力をこめる。

思い受け止めいっしょに考える
また同小の特色ある取り組みに、「クラス会議」がある。月2回朝自習の時間、顔が見えるよう円になって座り、トーキングスティックを回しながら、今悩んでいることやみんなで考えたいことをそれぞれが出し合う。
出てくる議題は「掃除(そうじ)をさぼっている人がいる」といったクラスの課題から「宿題をやろうと思っているのに遊んでしまう」「兄弟げんかをしてしまう」など個人的な悩みまでさまざま。「ぼくならこうしてみる」「私もそういう事あるよ」と温かく受け止めながら、みんなでいっしょに考える。
「話した子はみんなに自分を受け止めてもらえたという感覚が持てる。授業中あまり発言しない子もみんなの前で話すよいきっかけになる」と3年生担任の先生。クラスへの帰属意識が高まる効果もあるという。

美しい花だん地域ぐるみで整備
さらに同小のほこりは、県教育長賞などを何度も受賞している美しい花だん。校舎や校門の前をいろどる季節の花は、縦割り班の子どもたちや保護者らが草取りや花がらつみをし、世話をしてきた。今年からは「子どもは卒業したけどお手伝いしたい」というボランティアも加わり、地域ぐるみで整備にあたっている。
豊かな情操を育む環境(かんきょう)の中、自他ともに認め合う経験を重ねることで、子どもたちは自分を信じ、未来を切り開く力を自ら育んでいく。

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