龍ケ崎市/馴馬台小学校(2019年5月31日)

5・6年生が火おこし体験 国体の炬火、昔ながらの方法で

今秋の茨城国体でともす炬火(きょか)を採火しようと、龍ケ崎市立馴馬台小学校で8日(水)、5・6年生約90人が昔ながらのやり方で火おこしにチャレンジした。炬火はオリンピックの聖火に当たるもの。子どもたちはグループごとに分かれて木の道具を使い、摩擦(まさつ)で火をおこして、かん声を上げた。

昔ながらの火おこしはじめは四苦八苦
火おこし体験は、穴を開けた板の上に棒を立てて、横木を上下して棒を回転させる「まいぎり式」で行った。市役所の職員さんから説明を受けた子どもたちは、さっそく4、5人のグループに分かれて、棒を回転させる人、板をおさえる人、火が出たら知らせる人と役割分担して火おこしにのぞんだ。
はじめは力の加減がわからず、うまく棒を回転させられずに四苦八苦していた子どもたち。次第にコツをつかんで、リズミカルに横木を上下させられるようになった。板をおさえる周りの子どもたちも「イチニ、イチニ」と動きに合わせてかけ声をかけ、応えんした。
やがて板の穴に黒い木の粉がたまり、ほのかにこげくさいにおいとともに煙(けむり)が出始めた。粉をすかさずほぐした麻(あさ)ひもの上に移して、みんなでうちわであおぐと炎(ほのお)が上がった。「やったー」「すごい」。みんなでかん声を上げた。

一つにまとめて「馴馬台小学校の火」つくる
おこした火はグループごとにアルコールランプに移し、最後にグループ代表がろうそくを使って、馴馬台小学校の火として一つのランプにまとめた。「この炎が国体を照らすのか」とゆらぐ火をみんなで見つめた。
5年児童は「煙が出るまで時間がかかったので、ようやく火が付いたときは『やったぞ』という気持ちになった」と笑顔でいい、6年児童は「火が起こったときは達成感があった。自分ががんばっておこした火が、国体の炬火として使われることはうれしい」と声を弾ませた。

「国体の役割担ったこと感じて」
火おこし体験は、同市内の全11小学校で実施(じっし)。それぞれの小学校でおこした火は、15日(水)に開催(かいさい)された同市陸上記録会で一つにまとめ、龍ケ崎市の火として「龍おどる大地に広がる勇気の火」と命名された。9月28日に行われる茨城国体の開会式で、県内各市町村から集めた火とともに一つにされ、大会期間中、笠松運動公園陸上競技場の炬火台で選手の活やくを見守ることになる。
教務主任の先生は、「子どもたちが国体の炬火を見て、『自分たちもあの火をつくったんだ』と感じてくれるとうれしい。茨城国体に関連して一つの役割を担ったことを実感してもらいたい」と話していた。

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