取手市/山王小学校(2019年5月31日)

少人数の良さを生かし地域と共に 笑顔あふれる学校づくり

のどかな田園地帯にある取手市立山王小学校は、市内で最も小規模な小学校で、地域との結びつきも深い。全校児童の顔が分かるアットホームなふん囲気の中、「子どもたちも先生も、そして地域の方も笑顔あふれる楽しい学校づくり」を目標に、子どもたちは地域の人たちに見守られながら、のびのびと学校生活を送っている。

地域と連携し豊かな体験活動
9日(木)、1~4年生が「山王みどり農園」で農園開園式とサツマイモの苗(なえ)植えを行った。「山王みどり農園」は、地域の人が子どもたちのために貸してくれている畑で、地域の人たちが畑を耕し、うねを立てて準備を整えてくれた。開園式では、農園に協力してくれている地域の人たちを「畑の先生」として紹介(しょうかい)。その後、子どもたちはうねに開けられた穴に苗を1本ずつ差しこみ、優しく土をかぶせて植えていった。苗植えの合間には、畑の先生にクワの使い方を教えてもらったりしながら土に親しんだ子どもたち。秋には、みんなで収穫(しゅうかく)する予定だ。
日ごろから地域の人たちとの交流が盛んな同小では、25日(土)に予定している山王大運動会を地域と合同で行い、秋に行う「山王フェスティバル」にも多くの地域の人たちが参加していっしょに楽しむ。またしめなわ作りやサケの放流でも地域の人たちに協力してもらうなど、地域と連携(れんけい)して行うさまざまな体験活動が、子どもたちの豊かな心を育んでいる。

教科担任制で深い学びを実現
少人数ならではの良さを生かした学びを行っている同小で、今年度から取り入れているのが教科担任制。3年生以上の学年で、理科、社会、音楽、そして3・4年生の外国語活動と5・6年生の外国語をそれぞれ専科の先生が教えている。学年1クラスの小規模校だからこそ時間割づくりもスムーズで、実現することができたという。専科の先生が教えてくれることで、より内容の深い授業ができるのはもちろん、「一人の子どもに多くの先生がかかわることで、子どもたちのいろいろな面が見え、気づくことができる」と校長。教科ごとにちがった先生に教わることを、子どもたちも楽しみにしているそうだ。

みんな笑顔で欠席ゼロ
「学校が大好き」「学校が楽しい」と元気に登校してくる子が多いという同小。それは数字にも表れ、「欠席ゼロ」の日をカウントするボードは、昨年度は
105日に達した。今年も順調に数字をのばしており、子どもたちは日数を重ねていくのをほこらしく見守っている。
「六角形の部屋が結びついて強固になるハニカム構造のように、少人数での小さな取り組みも、それらを組み合わせることで強い力になり、『すすんで学ぶ子、心優しい子、たくましい子』を育てていきたい」と「こん虫博士」でもある校長は、ハチの巣になぞらえて話してくれた。

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