つくば市/吾妻学園(2019年5月31日)

小学校生活をスムーズに始める保幼小連携や特別カリキュラム

つくば市立吾妻学園では、保育所や幼稚園を卒園した子どもたちが小学校生活へスムーズに移行できるよう、保幼小連携(れんけい)やスタートカリキュラムに熱心に取り組んでいる。今年度は115人の新入生を無事にむかえ入れ、4月9日(火)に入学式、4月24日(水)に1年生をむかえる会が行われた。

4年生が中心になり各学年が協力する
1年生をむかえる会は、5年生が作った王冠(おうかん)をかぶった1年生が、6年生に手を引かれて入場して始まった。最初に4年生代表の児童2人が「吾妻小の1年間には楽しいことがいっぱいです。困ったときはお兄さんお姉さんに相談してください」と歓迎(かんげい)の言葉を述べ、次に3年生が歌とダンスで新入生を楽しませた。最後は2年生からのプレゼント。同小では毎年、1年生が育てたアサガオの種を、来年の1年生に引きついでいる。
この会は準備から司会進行、後片付けまで全部、4年生が中心になって進められた。「4年生は、市の小中一貫(いっかん)教育では前期ブロックの最年長になる。この行事を仕切ったことで、リーダーとしての意識の芽生えが感じられた」と教頭。

小学生が園児と交流来年へつながる活動
同小の保幼小連携は、主に近くの吾妻保育所、吾妻幼稚園との間で行われ、入学前の園児が、さまざまな機会に小学校へ来て、授業などを見学している。交流給食では、4年生と園児がいっしょに給食を食べながら、なごやかな時間を過ごした。「来年への準備として、給食の用意の仕方も教えてあげようと、児童は張り切って、園児にやさしく手を差しのべていた」と先生。
あづまあそび王国では、1年生が手作りのゲームで園児をもてなし、遊び方が分からない子にはお手本を見せ、迷っている子にはやさしく声をかけてあげた。「小さい子をお世話することで1年生にも達成感を感じられ、いよいよ自分たちが上級生になると意識が高まったようだ」と、先生。

小学校に慣れるため特別カリキュラムも
入学直後は、1日でも早く小学校に慣れて楽しい時間を過ごせるよう、スタートカリキュラムを行っている。毎朝、6年生が1年生の教室へ行き、ランドセルの整理の仕方や、連絡(れんらく)帳の書き方などを教えるのもその一つ。校内探検は、学校生活の決まりを覚えるためにも大切だ。授業も最初のうちは集中が続かないので、一つの時間に複数の教科の要素を入れたり、読み聞かせやお絵かきなどで気分を変えたりしながら、ゆっくりとなじんでいく。
保育所や幼稚園でも、小学校へつなぐアプローチカリキュラムとして、人と仲良くする、ゆずり合うなど集団生活の基本を、遊びの中で身に付けさせている。「保幼小のスムーズな接続のためには職員間の交流が重要。おたがいの教育活動を学んで意識を高め、より良いものにしていきたい」と教頭は語る。

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