土浦市/土浦第二小(2019年6月21日)

歌声と花いっぱいの学び舎で友達と学び合い、自己有用感育む

土浦市立土浦第二小学校は、花にあふれ歌声が響(ひび)く学校だ。毎朝歌う「今月の歌」や合唱団が練習するハーモニーがいつも窓から聞こえてくる。そんな同小では子どもたちの自己有用感を育もうと、かかわり合いを大切にした授業づくりを進めている。歌声いっぱい、花いっぱいの環境(かんきょう)の中、おたがいを認め合い、高め合う子どもたちが育っている。

素直な心育む音楽活動
同小の朝は各教室から聞こえる歌声で始まる。子どもたちが歌う「今月の歌」だ。「たった一曲であっても、姿勢良く、気持ちをこめて歌うように指導している」と音楽専科の先生。毎日気持ちをこめて歌うことを重ねてきた子どもたちは、11月の校内音楽会で、保護者や来賓(らいひん)らの心を震(ふる)わせるハーモニーを響かせる。合唱団の活動も活発で、一昨年は同市の「うらら広場」で開かれた天皇皇后両陛下(当時)の歓迎(かんげい)式典で美しい歌声を披露(ひろう)した。
良い表情で歌っていると、気持ちが落ち着き、精神的な安定にもつながると先生。「二小の子どもたちは素直で明るい。音楽もその一助になっていると思う」と話す。

話し合い、かかわり合いを大切にする授業
また授業では、子ども同士が交流し、かかわり合うことを大切にする。
5月29日(水)3時間目、2年1組の算数の授業のテーマは、「答えが23になる式を三つ作る」。担任の先生が「今から『聞かせてタイム』。おとなりさんと話し合いながら考えて」と告げると、子どもたちは頭を寄せ合って相談し、式をいくつもノートに書きこんだ。
5年1組の理科の授業では、インゲンマメの成長と日光や肥料との関係を学習。子どもたちはグループごとに日光や肥料の条件を変えて育てた鉢(はち)を観察、タブレットで撮影し、考察をまとめた。理科担当の先生が話し合いをうながすと、考えあぐねていた子どもも友達と相談しながらノートに鉛筆(えんぴつ)を走らせた。
教頭は「教わった子は一人では分からなかったことが理解でき、教えた子どもも役に立ったと実感でき、どちらも達成感を得られる」と述べた。

取り組みの成果実感
今年70周年をむかえた同小では、地域とのきずなも強い。子どもとボランティアが整備した花だんはその象徴(しょうちょう)だ。
校長は「本校は常に歌声と花に満ちている。その中で、自分は役に立つ大切な存在であるという自己有用感を育みたいと、昨年度からさまざまな教育活動に取り組んできた。そのかいあって児童へのアンケートには『自分は友達のためになっている』という回答が伸び、成果を感じる。これからも地域とともに子どもたちを育みたい」と笑顔で語った。

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