つくばみらい市/谷井田小(2019年7月12日)

ダンボールハウスで宿泊体験 地域と育む子どもの成長

江戸時代の探検家・間宮林蔵の生家が学区内にあるつくばみらい市立谷井田小学校は、地域と歩む学校だ。さまざまな活動に地域の人がかかわり、子どもの育ちを支えている。6月8(土)・9(日)日には青少年育成会が体育館で避難所(ひなんじょ)体験を開き、子どもたちは自ら作ったダンボールハウスに一泊(ぱく)して防災意識を高めると共に、協力の大切さを学んだ。

みんなで力合わせて ダンボールハウス制作
避難所体験は、災害時に避難所となる体育館で子どもたちに生活体験をしてもらおうと、7年前から毎年開かれている。
8日の午後、1~6年生64人が集まった。プールでのカヌー体験を楽しんだ後、体育館で8グループに分かれてダンボールハウス作りに取り組んだ。育成会の人が用意してくれた大きなダンボールを使い、ガムテープで貼(は)り合わせたり、ハサミやカッターで切れこみを入れ組み合わせたりした。初めはどう動けばよいか分からなかった子どもたちも、経験のある6年生がリーダーシップを取ることで協力して進めることができた。
完成したハウスは、高い塔(とう)を設けたり、ほかのハウスとつながるトンネルがついていたりと、アイデアと工夫がいっぱい。みんなで品評会も楽しんだ。

避難所生活肌で感じる 地域の大人の頼もしさも
夜はダンボールハウスの中に寝袋(ねぶくろ)などで寝た子どもたち。家族とはなれて不安気だった低学年の子も、お兄さん、お姉さんが優しく接してくれて安心してねむることができた。朝は牛乳パックと七輪を利用してホットドッグを焼き、みんなで元気よくほおばった。
「ドキドキした」「つかれたけど楽しかった」と子どもたち。避難所の生活の大変さを肌(はだ)で感じると共に、子ども同士で協力し工夫する大切さを感じることができた。そして準備や運営に生き生きと活動する育成会の人たちの頼(たの)もしさにふれる体験となった。

地域とともに郷土愛育みたい
同小では、その他さまざまな場面で地域の人たちと共に活動している。その一つが「林蔵太鼓クラブ」。月に1回、間宮林蔵を顕彰(けんしょう)して活動する林蔵太鼓保存会の人たちが学校を訪れ、子どもたちに太鼓(たいこ)を指導。現在10人ほどが練習にはげみ、いずれは地域の行事で披露(ひろう)するのが目標だ。
また1月には、小貝川河川敷(かせんじき)でお正月の書き初めなどを燃やし、無病息災をいのる「鳥追い(どんど焼き)」に子どもたちが参加、しの竹運びを手伝うなど地域の人たちとふれ合いながら、伝統を体感している。
「子どもたちも地域の人たちに育ててもらっていることを実感している」と校長。「活動を通して地域に顔見知りの大人が増えあいさつを交わせる。そんなつながりが広がることで、子どもたちの郷土愛を育めたら」と期待をこめた。

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