龍ケ崎市/城ノ内小(2019年7月12日)

地域と作る「しろっこの森」 環境考える生きた教材に

龍ケ崎市立城ノ内小学校の校庭には、生き物とふれ合い、体験学習ができるビオトープ「しろっこの森」があり、環境(かんきょう)委員の子どもたちが地域のボランティアと共に整備をしている。6月18日(火)には環境集会で委員が活動を報告。外来種の生き物が増えているという話もあり、子どもたちが身近な自然環境について考えるきっかけとなった。

昔ながらの龍ケ崎の自然を再現
「しろっこの森」は創立10周年を記念して、2011(平成23)年に作られた。縦横2・5×20㍍ほどのひょうたん型の池を中心に、ハンノキやエゴノキを植え、昔ながらの龍ケ崎の自然を再現している。池にはメダカやアメンボ、ヤゴなどの生き物が見られ、子どもたちが自然に親しめる場となっている。

多様な生き物がつながる生態系を目指して
この環境を整え、多様な生き物がつながり合う生態系を作ろうと、環境委員の子どもたちが活動している。毎日、池を観察して、どんな生き物が生息しているかを把握(はあく)。年に数回、池の枯(か)れ葉を清掃(せいそう)するなど手入れしている。
そして力を貸してくれるのが、ビオトープを設計した環境カウンセラーの秋山さん。清掃作業をいっしょに行うとともに、そのときに見つけた生き物についてくわしく解説し、生態系を守るために必要なことを教えてくれる。
また地元の環境ボランティア団体、龍ケ崎市民環境会議も、愛校作業でかった草を積んでたい肥を作り、そこでカブトムシの幼虫を繁殖(はんしょく)させ、理科の授業に役立ててくれる。
環境委員の子どもたち、地域のボランティアの取り組みにより、「しろっこの森」は、よい環境を保ち、生きた教材としてみんなの役に立っている。

環境集会で活動報告 外来種について考える
18日に開かれた環境集会では、環境委員が6月に秋山さんと共に行ったサギソウの植えかえについて報告。そしてプロジェクターで写真を映しながら、ビオトープの清掃中に見つけたクモやカエルについてクイズで名前を問いかけた。子どもたちは「見たことあるかも」と体を乗り出した。
実はクイズで取り上げた生き物は、もともとは龍ケ崎にはいなかった外来種。その後、秋山さんが、近ごろ外来種の生き物がビオトープに現れ、元からいる固有種をおびやかし、生態系に影響(えいきょう)をあたえていることについて説明した。子どもたちはなぜ外来種が入ってきたのか、生態系を守るにはどうすればよいかを考えると共に、「外来種であっても命あるもの」という秋山さんの言葉も心に留めた。
「『しろっこの森』をきっかけに、身の回りの自然についても考えを広げてほしい」と教頭。今後も愛校作業と関連づけるなどして、自然の循環(じゅんかん)への学びにつなげていきたいと話した。

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