水戸市/上中妻小(2019年7月12日)

地域の人たちと体験活動を通して交流を深める

水戸市立上中妻小学校は、常磐自動車道水戸インターチェンジや50号バイパスの近くに位置する。交通量が多いことから、子どもたちの登下校の安全を守るため、保護者や地域の人たちがパトロールや見守りをしてくれている。地域とのつながりが深いことが同小の大きな特色で、地域の人たちがさまざまな体験活動に協力してくれる。子どもたちは貴重な体験をしながら、地域の人たちとのたくさんの交流が生まれている。

栽培活動・自然体験で地域と交流
同小では縦割り班活動の一つとして、サツマイモの栽培(さいばい)を行っている。地域のアグリメイトインストラクターが畑を耕したり、うね作りなどの準備をしてくれ、1年生から6年生が縦割り班ごとに苗(なえ)を植える。6年生は6回目になるのでとても上手で、1年生に教えながら作業をする。秋には縦割り班で収穫(しゅうかく)し、みんなで育てたサツマイモを家に持ち帰ったり、お世話になった地域の人を招待して、いっしょに給食で味わったりする。
5年生は、学校のすぐ近くに借りている田んぼで、地域の西部緑化クラブのサポートで米作りをする。春には田んぼの中に入って手で田植えをし、秋には稲(いね)かりをし、天候にめぐまれた年は稲を天日干しにして乾燥(かんそう)させるおだかけも行う。収穫(しゅうかく)した米は、家庭科の時間に自分たちで炊(た)いて味わう。さらに2合ずつふくろに入れて「上中妻小米」として全校児童に配り、喜ばれている。地域の人たちの協力で行うことができる活動に感謝し、秋に開かれる「三世代ふれあいタイム」では、来てくれた地域の人に米やサツマイモを配っている。
また、学校近くの成就院池周辺はサギ草の自生地として知られていることから、3年生は地域の花としてサギ草を栽培している。西部緑化クラブの人たちに教わりながら2年生の終わりに種まきから始め3年生になって育てていく。朝夕に水をやって世話をし、夏休みには展覧会にも出展。栽培が難しい花だが、地域の人が手伝ってくれる。

「三世代ふれあいタイム」「感謝の集い」を開催
保護者や地域の高れい者が子どもたちと交流する「三世代ふれあいタイム」も交流活動の場だ。たくさんのお年寄りや地域の人を講師として招き、1・2年生はお手玉やおはじき、あやとりなど昔遊び、3年生から6年生は竹細工や割りばし鉄ぽう、タオルを使った小物作りなどを教わり交流を深めている。2月にはお世話になっている地域の人たちを招待して、「感謝の集い」を開催(かいさい)。児童の学習発表会の様子を見てもらい、感謝の言葉を伝えて、お礼の手紙をわたす。この集いによって地域の新たな交流が生まれたり、子どもたちと地域の人たちとの交流がさらに深まっていくという。
「交流活動を通じて、子どもたちは地域の人たちの思いやりや温かさを十分感じていると思う。地域の人にしてもらったことを、いずれは自分ができるようになるのではないかと思っている」と、教務主任の先生は話していた。

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