土浦市/上大津東小(2019年7月12日)

地域と連携した学習活動 実体験を通して豊かな心を育む

蓮田(はすだ)の広がる霞ヶ浦湖畔(こはん)に近い土浦市立上大津東小学校では、開かれた学校づくりを目指し、地域と連携(れんけい)した学習活動に力を入れている。特に学区内ある茨城県霞ケ浦環境科学センターとのつながりは深く、子どもたちは展示や実験で学んだり、同センター職員の出前講座を受けたりしながら、自然や環境についての学びを深めている。

 

霞ケ浦環境科学センターと連携して環境学ぶ
5月31日(金)、4年生41人が茨城県霞ケ浦環境科学センターを訪問。展示を見学し、霞ヶ浦についてさまざまな観点から学んだり、水環境(かんきょう)を守るために家庭でできることについて考えたりした。その後学校にもどり、同センターのスタッフの指導のもと、CODパックテストという検査キットを使って、霞ヶ浦の水の水質調査を行った。子どもたちは検査キットに水を吸いこませて、よごれに応じて変化する色を興味深そうに観察した。
5~6月にはこのほかにも、2年生が同センター内の広場で「はるをさがそう」をテーマに草花やこん虫を探したり、5年生が出前講座でメダカの生態について学んだりするなど、さまざまな学年が同センターの協力のもと、自然や環境の学習に取り組んだ。
「センターはバスで10分弱の距離なので、施設(しせつ)に行って学び、もどって実験することが半日のうちにできる。複数学年でそれができるのはめぐまれている」と教頭。「児童の中にはレンコン栽培(さいばい)を生業(なりわい)とする家庭の子も多い。取り組みを通して、ふだんから自然環境を大切にしようという気持ちがいっそう育まれれば」と願いをこめた。

地域の専門家による講座学ぶ姿勢が積極的に
同小ではこのほかにも、地域の施設や企業(きぎょう)と連携した学習活動に力を入れている。6月は、5・6年生が茨城新聞の記者から新聞記事の構成や見出しのつけ方を学んだり、4年生が関東電気保安協会の職員の指導でレモンや炭を使った電池づくりの実験を行ったりした。
専門家がワークショップ形式で教えてくれることで、子どもたちはより本質的な内容について理解を深められるし、何より学ぶ姿勢がぐっと積極的になるそうだ。

豊かな人間性育みたい
基本方針に「楽しく学べる学校づくり、開かれた学校づくり、信頼(しんらい)される学校づくり」をかかげる同小。地域との連携を積極的に進めるのは、豊かな人間性を育むためにも実体験が大切と考えているからだ。
「体験を通して人とふれ合い、発見の喜びを通して心が豊かになる。ゆくゆくはそれがいじめのない学校づくりにもつながっていく」と教頭は力をこめた。

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