つくば市/高山学園(2019年9月27日)

ワークショップで大きく成長 夏のスクールリーダー研修会

つくば市立高山学園では、夏休み期間中の8月1日、スクールリーダー研修会を開いた。参加者は6〜8年生の児童生徒約50人。学校や学年をこえたメンバーでグループを組み、ワークショップや昼食のカレー作りなどを体験して交流を深めた。

カードゲームから世界について考える
最初のワークショップはSDGsについて。SDGsは「持続可能な開発目標」のことで、だれ一人取り残さない社会をつくるため、貧困・健康・教育・水など17の分野で、2030年までに達成すべき目標を定めている。例えば水の問題では、世界の10人中3人がよごれた不衛生な水を飲んでいる。また一部の国では、子どもが遠くの川などへ水くみに行くため学校に通えないでいる。ワークショップではこうした問題を解決し、よりよい世界をつくるための方法を、カードゲームを通して考えた。
このゲームでは、各グループがそれぞれの目標に向かって活動するが、それによって世界の情勢が変化することに気付かせる。例えば経済が発展する代わりに、自然が失われることになる。子どもたちは、最初は自分たちの活動で夢中だったが、世界全体がバランスよく発展するためには、ほかのグループにも目を向け、話し合いや助け合いをすることが大切だと気付いていった。

みんなで協力して一つのものを作る
次のワークショップでは、体を動かすゲームなどで人間関係を深めた。ゲームの一つ「人間ちえの輪」では、大勢がごちゃごちゃに手をつないだ状態から、手をはなさずに、大きな一つの輪になることを目指す。どうしたらうまくほぐれるか、みんなで考えて協力しながら、「そこをくぐって」「回って」「またいでみて」などと、いろいろ試していった。
三つめのワークショップは、だれもが楽しめる新しい学校行事を考えるもの。その行事が本当に実現できるのか、問題があるならどう解決すればいいかなど、みんなでアイデアを出し合った。校内おにごっこ大会を発案したグループは、安全に行うための会場作りや、「ろう下は走らない」といった学校のルールとのすり合わせなど、考えなくてはいけないことがたくさんあることに、自分たちが運営する側になって初めて気が付いたそうだ。

リーダーとしてのさらなる向上に期待
この研修会で子どもたちは、周りの人と積極的にかかわりながら、力を合わせて問題解決に向かうという貴重な体験ができた。
「人前に立つ自信や積極性が感じられ、大きな成長につながった。ここで学んだことを生かし、小学校のさまざまな場面でも、みんなを巻きこみながら課題に取り組んでくれるとうれしい」と、島名小6年担任の先生。「物事を多面的に見ることの大切さにも気付いてくれた。いろんな立場の人がいることを理解し、リーダーとしてそういう人のことも考えながら行動できるようになってほしい」と、先生は話す。

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