つくばみらい市/豊小学校(2019年9月27日)

地元農家の協力で稲かり体験 昔の農業の大変さ、体感する

つくばみらい市立豊小学校で5日(木)、4・5年生44人が、地元農家の稲葉さんの田んぼで稲(いね)かり体験をした。子どもたちはこしをかがめて田んぼに入り、ひたいに汗(あせ)をうかべながら、5月に自分たちが植え付け、黄金色に育った稲をカマを使ってかり取った。収穫(しゅうかく)した米は11月の同小のお祭りで、みんなで味わう。

5月に植えた稲カマを使ってかり取る
同小の周辺は水田が広がる稲作が盛んな地域。稲作体験は、地元の産業でもある農業への理解を深め、食の大切さを感じてもらうことがねらい。子どもたちは5月に、学校横の約4アールの田んぼにコシヒカリの苗(なえ)を手で植え付け、登下校の折に苗の成長を見ながら、稲かりの日を楽しみにしていた。
この日、カマを手にした子どもたちは「けがを防ぐために友達との間を空けること。ゆっくりかること」と先生から注意を受けて、一列になって田んぼに入った。稲葉さん夫妻にかり方を教えてもらいながら、こしをかがめて、片手でぎゅっと稲束を持ち、もう一方の手でカマをのこぎりのように何度も動かしながら根本から稲をかり取った。

「ごはん一粒一粒を大事にする心育んで」
ほとんどの子どもたちは、カマで稲をかるのは初めて。最初はぎこちなくカマを動かしていたが、回を重ねるうちにコツをつかみ上手くかれるようになっていった。時折、稲の間から、ぴょんと飛び出すカエルやのっそりはうザリガニに子どもたちは歓声(かんせい)を上げた。一方で「こしが痛い」という声も上がるなど、昔ながらの農業の大変さを体で感じているようだった。
4年生男子児童は「稲は見た目よりかたくてかるのが大変だった」と感想を述べ、5年生女子児童は「あんなに小さかった苗が大きくなっていてすごいと思った」と成長ぶりにおどろいていた。稲葉さんは「ものを作ることの大切さを感じ、ごはん一粒(つぶ)一粒を大事にする心を育んでほしい」と目を細めた。
かり取った米は、11月9日(土)に学校で開催(かいさい)するステージあり、模擬店ありの楽しいイベント「ゆたか祭り」で、カレーライスにして、みんなで味わう予定だ。

お世話になった地域に「ゆたか祭り」規模拡大
創立133年をむかえた同小では、地域とのつながりが強く、今回の稲作体験をはじめ、さまざまな学校活動に地域の人が協力している。「三世代同居の家庭も多く、地域ぐるみで学校に親しみを持ち、積極的に支えてくださる土台がある。非常にありがたい」と校長。
11月の「ゆたか祭り」も今年は地域への感謝をこめて、多くの人たちに足を運んでもらおうと、例年より規模を拡大して開催する予定。地域の人たちに見守られる中、同小の子どもたちはのびのびと健やかに育っている。

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