取手市/宮和田小(2019年9月27日)

地域の人たちの協力でさまざまな体験や交流から学ぶ

取手市立宮和田小学校では、地域の人の協力のもと、さまざまな体験活動を行っている。5年生は田植えや稲(いね)かりなどの米作りを経験し、3~6年生の総合的な学習の時間では、「福祉」をテーマに車いすやアイマスク体験を行ったり、高れい者施設(しせつ)や保育所を訪問したりするなど、貴重な体験を通して学びを深めている。

広い田んぼで農作業米作りの苦労を知る
稲作について学ぶ5年生は、学校近くの田んぼを借り、地域の人の協力で米作りを行っている。春には農家の人に苗(なえ)を用意してもらい、植え方を教えてもらいながら田植えを行い、秋にはカマで稲かりする。初めて体験する子どもたちがほとんどで、土の温もりを感じたり、どろの感しょくにおどろいたりしながら、農家の人たちの大変さを実感し、米作りへの理解を深めている。
かり取った後は、農家の人が脱穀(だっこく)、精米して学校にもってきてくれる。子どもたちは家庭科の授業でおにぎりやカレーライスを作り、お世話になった農家の人を招待していっしょに会食をするほか、残った米は11月に行われるPTA主催(しゅさい)のバザーで販売(はんばい)もしており、地域の人たちにも喜ばれている。

疑似体験や交流で福祉を学ぶ
また同小では総合的な学習で3~6年生が「福祉(ふくし)」について学んでいるが、この学習でも地域の人がゲストティーチャーとして協力をしてくれる。障害について学ぶ3年生の福祉体験では、車いすに乗ったり、アイマスクをつけて目が不自由な人の疑似体験し、体が不自由な人の大変さを実感した。 4年生は、年れいや体力に関係なく楽しめるグランドゴルフをお年寄りと楽しみ、給食もいっしょに食べて交流しているが、この交流がきっかけとなり、昨年からグランドゴルフクラブが誕生。クラブ活動の日にはグランドゴルフサークルのお年寄りが道具を持ってやって来て、子どもたちといっしょにプレイを楽しんでいる。
ほかにも目の不自由な人が盲導(もうどう)犬を連れて訪れ、盲導犬との生活の様子を話してくれたり、手話や点字を習うなど、実際に見たり体験したりすることで、子どもたちの学習意欲も高まっている。

地域と連携し水害の防災訓練
地域とは防犯・防災面でも連携(れんけい)しており、ふだんから安全ボランティアの人たちが子どもたちの登下校を見守ってくれたり、地域の安全について意見交かんをしたりしている。また同小はかつて大規模な水害にあった地域であることから、水害を想定した防災訓練を地域と合同で10月に行い、気象台の人や水害を経験した地域の人から話を聞くなどして、避なんの仕方などを学ぶ予定だ。「地域の人たちは学校に期待し、協力してくれる。期待に応えられるよう、これからも地域と協力して子どもたちを見守っていきたい」と教頭は話した。

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