水戸市/双葉台小学校(2019年10月25日)

「みそあじさ」で特色ある教育

水戸市立双葉台小学校は、住宅地の開発とともに多くの児童が通学し、学校近くの双葉台地区の安心安全の会やスクールガードの人たちが、ボランティアとして学校周辺のパトロールや登下校の見守りをしてくれている。「ふたばっ子」の子どもたちは、特色ある教育環境(かんきょう)で「落ち着いて・よく学び・心豊かに・たくましく」育っている。

学校目標「みそあじさ」10月は「うめと」
「みそあじさ」は、同小がかかげる学校の目標で、「み」は身なり、「そ」はそうじ、「あ」はあいさつ、「じ」は時間を守る、「さ」は最後まで話を聞くという意味がある。さらに「みそあじさ」には月別に目標があり、10月は「さ」の最後まで話を聞くに関連して「うめと」が目標。「う」はうなづく、「め」は目をみる、「と」は途中で話をさえぎらない、というようにより具体的になっている。毎月最初の全校朝会で今月の目標を発表し、学年の発達に応じて展開している。その成果が日常生活に現れ、特にあいさつは良くできるようになり、地域の人たちからもほめられるようになったという。
「あいさつができるということは、世の中に出て評価がちがう。あいさつや時間を守ることや身だしなみなど、社会に出てとても大事なことを身に付けて卒業していってほしい」と教頭。そうじの大切さを教える前には、実際にそうじを体験するという先生たちの熱心な指導に支えられて、「みそあじさ」は「ふたばっ子」に受けつがれている。

豊かな心を育む図工・美術教育
同小では図工・美術教育に力を入れている。5年生全員が図工の授業で陶芸(とうげい)に取り組み、笠間市の県陶芸美術館で開催(かいさい)される子どもを対象とした陶芸展で一番規模の大きい「全国子ども陶芸展」に作品を出品する。指導をしてくれるのは笠間で創作活動をするプロの陶芸家で、子どもたちはアイディアスケッチから始め、焼き物に色をつける釉薬(うわぐすり)などについても学ぶ。作業はねん土を手でこねて形にしていく手びねりで、器やオブジェなどの創作陶芸を思い思いにつくる。「5年生にしか作れない、世界で一つだけの作品を作ろう」というコンセプトで、卒業までに全員が体験する。また3年前から全国教育美術展に全学年が出品し、昨年度は県特選・県入選作品を数多く生み、県内の小学校で1校だけにおくられる学校賞を受賞した。
子どもたちが図工・美術に自然にふれられる環境(かんきょう)も大切にしている。県近代美術館と連携(れんけい)して、毎学期ごとに同館が所蔵する絵画の複製画展を開いている。絵画は子どもたちの出入り口や、ろうかに設けたアートロードなど目につくところに、興味を引くキャプションにクイズをそえてかざっている。長年美術教育にたずさわっている先生は、「子どもたちが多様な経験を通して思いをもち、思考力、判断力、表現力をのばし育んでいく」と話していた。

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