水戸市/笠原小学校(2019年10月25日)

児童の出番をつくる学校でいきいき活動

県庁に近く、住宅造成の盛んな地域に位置する水戸市立笠原小学校は、市内で3番目に児童数が多い。毎年児童数が増加することから、普通(ふつう)教室の増設が行われているのびゆく学校だ。同小では教職員が「児童の出番をつくる」という目標を大切にしながら教育活動に取り組んでおり、金管バンド部の活動や、3校合同リーダー研修会などで、子どもたちの出番は広がっている。

「愛される金管バンド」をモットーに活動
長年にわたりコンクールで素晴らしい成績を収めている同小の金管バンド部は、演奏によって、より多くの人たちに楽しんでもらうことはもちろん、あいさつをはじめとする日常の行動を通して、周りの人たちから愛される金管バンドを目指している。活動しているのは、2年生から6年生までの29人。顧問(こもん)教師を中心に全職員でサポートし、さらに外部から講師を招いて指導を受けることもあるという。
金管バンド部の特色は、コルネットを中心とした本格的なブリティッシュスタイルのブラスバンド編成。県内で有名な金管バンド部で、これまでに東関東大会に23回連続出場し、16回連続で金賞を受賞。また、小学校部門で最高の大会である東日本学校吹奏楽大会に13回出場し、すべて金賞を受賞している。今年度は9月15日(日)に千葉県文化会館で行われた第25回東関東吹奏楽コンクールに茨城県代表として出場し、小学生の部30団体の中で銀賞を受賞、息の合った演奏で観客を魅了(みりょう)した。また、令和元年度TBSこども音楽コンクール茨城大会管楽合奏部門で最優秀(ゆうしゅう)賞を受賞し、12月に東日本優秀演奏発表会に出場する。そして、11月には、管楽合奏コンテスト全国大会の出場も決まった。すばらしい実績によりイベントに招待されて演奏する機会も多く、昨年度は水戸市市庁舎竣工(しゅんこう)記念式典でも演奏を披露(ひろう)した。教頭は、「素直な子どもたちなので、教わるほどにどんどんのびていく。生涯(しょうがい)を通じて音楽を楽しむことが、人を喜ばせることにつながるということを学んでいってほしい」と話していた。

みんなで話し合う合同リーダー研修会
笠原小・寿小・笠原中による3校合同リーダー研修会は、笠原中学校区の小中一貫(いっかん)教育の特ちょう的な取り組みとなっている。年3回開かれ、小学生と中学生のリーダーが同じグループになりワークショップ研修を行い、笠原地区や学校がどうしたら良くなっていくかを話し合い、それぞれの学校で自分たちの行動に反映させていく。8月7日(水)には水戸市少年自然の家で、あいさつや交通マナー、地域の人との交流、清掃(せいそう)活動などについて熱心に意見交かんを行った。
「子どもたちが活躍(かつやく)できるさまざまな出番をつくり、その出番を果たすことで自信がもてれば、また次の何かにつながる。こうした体験の積み重ねを通して、主体的に行動できる子どもたちに育ってほしい」という校長の思いのもと、子どもたちの出番は、学校内外にどんどん広がっている。

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