つくば市/桜学園(2019年11月22日)

児童生徒が学園のきずな強め
いじめゼロを目指す取り組み

つくば市立桜学園(栄小学校、九重小学校、栗原小学、桜中学校)では毎年、いじめゼロフォーラムを開いている。中学生からのビデオメッセージを見て、各小学校がそれぞれ工夫した取り組みを行い、その様子を学園児童生徒会などで共有している。

歌声とともに広がるいじめゼロへの思い
栄小のいじめゼロフォーラムは6月25日、全校児童が集まって開かれた。まず、いじめられている子に何をしてあげられるのか、学級ごとに話し合い、「話を聞いてあげる」「勇気を出して、ぼくらがついているからと、声をかけてあげる」など、なやみに寄りそう言葉が次々に上がった。続いて、ビデオメッセージで中学生の意見を聞き、各学級による「いじめゼロ宣言」を発表。最後に「OMOIYARIのうた」を全員で合唱した。
「集会を通じて真剣(しんけん)に話し合い、他の学年の話を聞き、いじめをなくそうという共通の思いが全児童の中にふくらんだ。合唱では、歌いながら歌詞の意味への理解を深めていったことが、子どもたちの歌声や表情、おだやかな空気などから感じられた」と教頭。

道徳の授業を通して自分たちをふり返る
九重小では6月28日、各学級で道徳の公開授業をした。4・5年生の教材「いっしょになって笑っちゃだめ」は、動物のまねをして笑われていた子が「本当はつらかったんだ」と打ち明ける話。なぜこうなってしまったのか、みんなで考えた。「クラスのふんいきに流されたのでは」「勇気を出して、いやなことはいやと言おう」など、数々の意見が出た。「ちょっとしたからかいが、気付かないうちにいじめになっていることもある。それを見て見ぬふりをすることも、いじめを手伝っているのと同じ」と、教頭。
各学級では、話し合いで出た言葉をもとに、いじめをなくすためのスローガンも発表。12月のフォーラムで、本当にいじめのない学級・学校になっているか、ふり返ることにしている。

中学生からの言葉を心に深く受け止めて
栗原小では各学級が道徳の授業の後で、中学生からのビデオレターを見て、いじめゼロに向けてどういう心構えを持つべきか話し合い、その思いを「やさしい一言」にまとめた。「ビデオレターは、身近なお兄さんやお姉さんの言葉なので、子どもたちも熱心に聞いてくれた。中学生の思いを受け止めて一生懸命(けんめい)話し合い、理解も深まった」と教頭。
やさしい一言は「力になるよ、ぼくの手で」「味方になるよ、勇気を出して」「相手の気持ち、考えよう」など。全学級分が校長室前にはり出してあり、子どもたちはそこを通るたびに、自分たちのクラスの標語を確かめている。26日(火)の全校集会では、縦割り班活動で学年をこえて話し合い、「いじめをなくそう共同宣言」として表明する予定だ。

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