牛久市/奥野小学校(2019年11月22日)

地域の環境と人材を生かした学び
来年度からは義務教育学校に

市内のどこからでも通学できる小規模特認校に指定されている牛久市立奥野小学校では、およそ4分の1の児童が学区外から通学している。来年度からは同市立牛久第二中学校と共に、おくの義務教育学校として生まれ変わる同小では、地域と深くかかわり、地域の豊かな自然環境(かんきょう)と人材を生かした学びが行われている。

地域探検で地域の人たちとふれ合う
10月29日(火)、冷たい雨の中、2年生は生活科の学習で地域探検に出かけた。訪問先は消防署や生涯(しょうがい)学習センターのほか、みそ屋さん、お線香工場などの地域のお店や工場。数人ずつのグループに分かれ、それぞれ見学やインタビューを行った。
給食にも使われているヤマイチ味噌を訪れたのは5人。店長さんからみそは「米・大豆・塩」の三つの材料から作ることを教えてもらい、お米や大豆を蒸したり煮(に)たりする機械、こうじを作る部屋、大豆をつぶして材料を混ぜる機械、材料を仕こむ大きな樽(たる)などを順番に見学しながら、みその作り方を学んだ。見学の後は、みそしるとあま酒を試飲させてもらい、店長さんにインタビュー。「どのくらい作っているのですか」「1年で100トンくらい」、「おいしさの秘密はなんですか」「おいしいみそを食べてもらいたいという思いです」など、質問にていねいに答えてくれた。見学を終え子どもたちは、「原料や作り方がくわしく知れてよかった」「赤みそと白みそのちがいが分かった」「みそがもっと好きになった」と楽しそうに話した。

地域の人の協力でさまざまな体験学習
地域と共に学校づくりを進める同小では、地域の人たちがさまざまな活動に協力してくれる。例えば1年生はサツマイモの栽培(さいばい)。近所の畑を借りて春に苗(なえ)を植え、6日(水)にはイモほりを行って、たくさんのサツマイモを収穫(しゅうかく)した。 また5年生は地域の史跡(しせき)や寺社などをめぐり、貴重な仏像を見せてもらったり、地域の人から話を聞くなどした。地域の農家の協力で、田植えや稲(いね)かり体験も行っている。そして子どもたちが楽しみにしている縦割り班遊びでは、昔遊びボランティア団体の人たちが、竹馬や輪投げ、けん玉などの道具を持って訪れ、体育館でいろいろな遊びの体験会を行ってくれる。
「地域の人たちとのつながりが深く、地域をよく知る学校運営協議会のメンバーの人たちが学校を理解し、協力をしてくれるおかげで、さまざまな活動がスムーズに行われている」と教頭。
来年度からは小中一貫(いっかん)のおくの義務教育学校となる同小。中学生とも交流しやすくなるため、中学生が小学生の学習の手助けをするなど、異学年交流を通して子どもたちの成長につながる活動を増やしていきたいと考えている。

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