つくば市立桜学園(2018年5月25日)

・交流で人間力・社会力を育む「桜学園研究発表会」の開催

つくば市立桜学園(桜中学校・栄小学校・九重小学校・栗原小学校)では昨年11月25日(土)、4校合同での「桜学園研究発表会」を開催(かいさい)した。教育関係者、保護者や地域の人たちが授業を参観し、学園の取り組みについて理解を深めた。

・3年生と7年生による防災教育

研究発表会では「児童生徒の人間力・社会力を育む小中一貫(いっかん)教育の充実(じゅうじつ)」というテーマで、小小・小中の連携(れんけい)や、中学校教員による乗り入れ授業などの多様な事例が紹介(しょうかい)された。3年生と7年生は防災についての共同学習を行った。3年生は「よりよいマイ防災バッグを考えよう」をテーマに発表し、意見交かんをした。7年生は電子メールを通して3年生が考えた「マイ防災バッグ」がよりよいものになるよう助言し、支援(しえん)した。また、7年生は自ら作成した防災マップを活用し、3年生に地区ごとの避難(ひなん)所までの行き方や、道順の中の危険な場所などを具体的に説明した。3年生は「タブレットを使って拡大して見せてくれたので、とても分かりやすかった」と感想を話した。

・6,8年生の外国語活動とキャリア教育

6年生の外国語活動では8年生がリトルティーチャーとして加わり、会話や発音の仕方について助言した。8年生はキャリア教育の一部として、自分たちがすでに学んだことについて相手意識をもち、よりよく伝えることを意識して6年生の学習活動を支援した。6年生は8年生がていねいに教えてくれる中で、進級や中学校生活への不安が減り、外国語への親しみをさらに深めることができた。児童は「中学生が優しく教えてくれたので、中学校での英語の授業が楽しみになった」と感想を話した。

・保幼小連携について

  1年生では「秋を楽しもう」をテーマとして、集めたドングリなどで作成した遊びの道具を活用し、近くの保育園児や幼稚園児と交流した。1年生は園児に遊び方をていねいに教え、園児は、「楽しかった」「早く小学生になりたい」と感想を話した。来校した園児の保護者からは「わが子の1年後の成長をイメージできた」「小学校生活への不安が減り、期待感が高まった」「小学校での1年間でこんなに成長することが実感できた」などの感想があった。施設(しせつ)分離(ぶんり)型の一貫教育には課題もある。「施設間の移動が大変なのでテレビ会議などを活用し、限られた条件の中でも工夫して、人と人がかかわる人間教育を進めていきたい」と先生は語る。一方で利点もある。学校ごとの地域性のちがいを理解し尊重する中で、自分たちのよさや課題も見えてくる。「おたがいに切磋琢磨(せっさたくま)し、相手のよいところは学び取ろうという意識が芽生えてくる。また、中学校では共に学ぶ仲間として、積極的に心を通わせようという気持ちも育ってきている」と先生は語った。(2018年5月25日号掲載)

 

・真瀬小学校で幼稚園生とイモ苗植え(2018年5月28日)

5月、高山学園つくば市立真瀬小に同市立島名幼稚園の年長児が訪れ、6年生37人といっしょにサツマイモの苗植えを行った。地元の農家の人が耕し、きれいにマルチを張ってくれた学校の裏の畑に、6年生が園児の手を引いて連れて行き、園児でも分かるようやさしく説明してあげたり、手をとって仲良くいっしょに植えたりした。最初は緊張(きんちょう)していた6年生も次第に慣れて笑顔になり、園児もうれしそうな様子で、楽しく活動することができた。

イモ苗植えは、保幼小連携(れんけい)の充実(じゅうじつ)を図るために今年から始めた交流活動の1回目で、今後も畑の草取りをしたり、秋には収穫(しゅうかく)をしたりして、さらに交流を深めていく予定だ。