久賀小学校(2018年6月22日)

・学習意欲を高めるゲストティーチャーによる学び

取手市立久賀小学校では、ゲストティーチャーによる多彩(たさい)な学習が行われている。絵画や毛筆の教室や陸上記録会に向けての講習など、専門家に直接指導を受けることで、子どもたちはふだんの授業とは異なる楽しみや発見をし、学習意欲の向上につながっている。

・興味関心が高まる専門家による指導

さまざまな分野のゲストティーチャーが訪れる同小。昨年度、毛筆の学習では3年生は象形文字をハガキに書いたり、5年生は隷書(れいしょ)を学んで色紙に書いて作品を仕上げたり、ふだんの授業では書かない文字に接し、楽しく取り組むことができた。また秋には作品展に向けて、東京藝術大学の大学院生が絵画の指導をしてくれた。人物の描(か)き方や構図、彩色(さいしょく)など的確なアドバイスを受け、一生けん命取り組み、作品づくりに生かされた。陸上記録会に向けては、陸上クラブのコーチや高校生が指導に訪れ、ハードリングや走り方などを指導。ほかにも茶道の先生から作法を習ってお茶を頂いたり、わらを使った伝統工芸品を作っている地域の人に協力してもらい、しめなわ作りを行う予定である。「専門家の人たちの作品や走り方を見せてもらうだけでも、子どもたちには大いに刺激(しげき)になり、交流活動をとても楽しみにしている」と先生。専門家のアドバイスをもらい、子どもたちはふだんの授業では得られない多くのことを学び、学習への興味関心を高めている。

・「心の先生」の授業で命の尊さを知る

全学年で行っている「心の先生」の授業では、東京学芸大学講師の先生を招き、命の大切さについて学習する。それぞれの学年に応じた内容で、自分の心や体の成長と向き合い、生きる喜びや尊さを感じ、自他の命を尊重することを学んでいく。実際の大きさの赤ちゃんの人形をだいたり、聴診(ちょうしん)器を使って心臓の音を聞いたりするなど、体験することで子どもたちはより興味をもって取り組む。かけがえのない命を大切にするために、おたがいを思いやる心が大事であることも、子どもたちは6年間を通して学んでいく。

・縦割り班活動を充実し楽しい学校を目指して

「今年度は縦割り班活動をより充実(じゅうじつ)させたい」と先生。「ふだんは異学年で遊ぶことがほとんどないので、交流できる機会を作ってあげることに意義がある」と語り、いっしょに遊んだり、給食を食べたり、行事を縦割り班で行うなど、活動を広げることを考えている。「分からないことが分かり、できないことができるようになる楽しい学校を目指して」を今年度の目標にかかげる同小では、朝の自習時間に個別指導強化タイムと題して個別に対応するなど、一人ひとりにきめ細かな指導を行い、「心身ともに健康で最後までやりとげることのできる子ども」の育成に取り組んでいる。(2018年6月22日掲載)