菅谷小学校(2018年9月28日)

・めぐまれた環境の中、「支え合う」「伝え合う」モットーにのびのび学ぶ

土浦市立菅谷小学校は、市内では二番目に小さい学校だが、運動場は一番広い。校舎の裏手には豊かな自然が残る鶴沼があり、子どもたちにも親しまれている。さらに充実(じゅうじつ)したICT(情報通信技術)環境(かんきょう)を背景に、授業では「ユニバーサルデザイン化」が進められている。めぐまれた環境の中、子どもたちはのびのびと学習にはげんでいる。

 

・広い運動場で体力育む

訪れると目に入るのが、美しい花だんと大きな木々の向こうに広がるゆったりした運動場。100㍍走を直線で走れることがじまんの大きさだ。業間休みになると、子どもたちがサッカーや一輪車で遊ぶ声がひびきわたる。校舎の裏手には、春にはフナが浅場に集まる「のっこみ」が見られる自然豊かな「鶴沼」がある。子どもたちは、持久走記録会で一周約1・3㌔㍍の沼(ぬま)の周りの遊歩道を走ったりしながら、自然に親しんでいる。

昨年同小は県の「体力つくり奨励賞」を受賞。6月の市東部地区陸上記録会で子どもたちはさまざまな種目で入賞を果たし、4×100㍍リレーでは1位にかがやいた。「いくらでも運動できる環境のおかげです」と教頭は喜ぶ。

 

・ユニバーサルデザイン化でだれもが分かる授業に

そんな同小の今年の運営テーマは「支え合う」「伝え合う」だ。少人数を生かした縦割り班活動では、高学年のお兄さん、お姉さんが低学年の子もいっしょに活動できるよう気を配りながら、体を使った遊びなどで交流を深めている。また子ども同士が人間関係を作って意見を言ったり、聞いたりしながら学びを深めることを大切にしている。さらに力を注いでいるのが、すべての子どもに分かりやすいことを目指す「授業のユニバーサルデザイン化」だ。さいわい同市の小学校は電子黒板やパソコンが全教室に整備されている。そこで、パソコンで作った子どもの興味がわくようなオリジナル教材を使ったり、聞いて理解することが苦手な子どもには、図や映像を活用したりしながら、子どもの目線に立った授業づくりに取り組んでいる。「ICTとユニバーサルデザインをつなげることで、みんなに授業が分かる感覚を味わってもらいたい」と、井元教頭は力をこめる。

 

・保護者も熱く学校応援

保護者も学校を支えるサポーターだ。それを象徴(しょうちょう)するのが、広報委員会が発行する広報誌『すがや』だ。今年7月発行の96号は内容いっぱいの20ページ。運動会、陸上記録会で活やくする一人ひとりをたくさんの写真で紹介(しょうかい)し、子どもたちのがんばる姿や笑顔を伝えようとする保護者の熱い思いが伝わってくる。

今年度から市内で小中一貫(いっかん)教育がスタートした。今後、上大津東小、上大津西小、神立小、土浦五中との交流を通じて、子どもたちの人間関係がさらに広がり、健やかに育つことを先生たちはこれからも見守っていく。(2018年9月28日号掲載)