郷州小学校(2018年9月28日)

・子どもたちを支える二つの底力ICT教育の充実と学校応援団

守谷市立郷州小学校の自慢(じまん)はICT(情報通信技術)と学校応援(おうえん)団の充実(じゅうじつ)だ。ICTでは全教室に電子黒板が備わり、毎時間の授業や他校との交流に活用。タブレット端末(たんまつ)は100台あり、調べ・まとめ・学び合いなどに役立っている。また県立守谷高等学校との連携(れんけい)で、プログラミング学習にもいち早く取り組み始めた。

 

・今日の学習を通じ未来を生きぬく

同小では2020年度から始まるプログラミング教育の実施(じっし)に向け、小学生でも楽しく学べるプログラミング学習に挑戦(ちょうせん)している。この9月から授業に取り入れ始め、今後は各学年でもさまざまな教科で展開していく予定だ。28日(金)には守谷高校の先生をゲストティーチャーに招き、2年生がプログラミング学習を取り入れた国語の授業を行う。昔話の感動した場面を、子どもたちがプログラミングソフトを使ってオリジナル絵本に構成し、おたがいに伝え合うそうだ。なぜICTやプログラミング学習が必要なのか、校長に聞いた。今後は社会構造が急激に変化し、今の小学生が大学を卒業するころには、今ある仕事の多くが姿を消し、65%の人は新しく生まれた職業に就くと予想されている。こうした未来の社会を生きぬくため、欠かせない知識や技能となる。

また大学の入試論文なども様変わりしつつあり、「もし地球の自転方向が逆だったらどうなるか」といった、教科書にも答えがないような問題も出題されている。自分なりの着眼点から論理的に考察を進め、答えを見いだしていく能力が求められており、その入口にプログラミング学習があるのだそうだ。

 

・大学生も参加する学校応援団の活動

同小の自慢のもう一つが学校応援団だ。学習ボランティアや登校見守り隊などたくさんのチームがあり、さまざまな場面で子どもたちのために力を貸してくれる。最近はそこへ新たに大学生のボランティアが加わった。同小があるみずき野地区では、少子高齢(こうれい)化が進む地域に子育て世代を呼びもどし、学校をにぎやかにしたいという思いから、地域の空き家対策なども行っている。空き家を大学生向けのシェアハウスに活用することで、若者が地域に定着し、街づくりにも参加してくれるようになった。今、シェアハウスには筑波大、流通経済大、法政大などの学生8人が暮らしており、地域のために何かできることはないかと、さまざまなお手伝いを考えてくれている。その手始めとして、陸上競技大会に向けて練習にはげむ子どもたちのところへ、陸上選手の学生が指導に来てくれることになった。子どもたちにも、こうした地域の人たちの思いを受け止めて、地域に何か恩返しをしたいという気持ちが芽生えてきた。あいさつ運動やクリーン活動など、自分たちにどんなことができるか、それを2学期の課題として考え始めている。(2018年9月28日号掲載)