教育委員会(2018年9月3日)

・プログラミング的思考を育成する授業づくり

8月、同市立黒内小学校で小・中学校の先生33人が参加してコンピュータ活用研修講座が開かれた。2020年度から小学校でプログラミングの学習が始まるのに備え、先生たちがどのように授業に活用できるかを考えるのがねらいだ。先生たちは2~3人のグループになり、教材のレゴマインドストームEV3やMESH(メッシュ)という無線電子ブロックを使い、タブレット端末で課題に沿ってプログラムを組み動かし、その後プログラミング的思考を育成するための授業づくりについて話し合い、発表を行った。

・プログラミングをしてロボットを動かす

研修で使用したのは車型のロボット。タブレット端末上にアプリケーションを起動し、アイコンを並べてプログラム組み動かす。説明を聞きながら簡単なプログラムを作り、前進や停止などの基本の動きを学んだ後、グループごとに演習。荷物の前で停止し、アームを下げて荷物を運び、途中で方向を変え、アームを上げて指定の位置に荷物を置き、ラインをトレースして壁の前で停止するという課題をクリアするプログラミングに取り組んだ。マスターチャレンジでは、トレースに失敗してゴールにたどり着けないグループが多くあった中、けやき台中が、素早くスムーズな動きでクリアして1位、2秒差で高野小が続いた。成功すると歓声(かんせい)が上がり、失敗すると修正をしながら何度もチャレンジした先生たちは、協働しながら課題解決を図ることの楽しさも体験し、「意外と難しかった。子どもたち全員が達成感を味わえるようにするには、ステップをふんで丁寧(ていねい)に教える必要がある。そのためには、自分たちももっとスキルを身に付けなければ」という感想が聞かれた。教材MESH(メッシュ)は、7種類のブロックそれぞれに動きセンサーやライト、スイッチ、明るさセンサーなどの機能があり、無線でアプリケーションとつながることできる。身近なものにはり付けたり組みこんだりして使うことができ、可能性は無限大。演習ではスイッチを押すたびにライトの色が変わるプログラムを作成した。

・プログラミング的思考を授業にどう生かすか

最後に研修のまとめとして、授業づくりについて話し合った。2020年度から始まるプログラミング教育はプログラミング習得を目指すものではなく、「プログラミング的思考」を育むことがねらい。「プログラミング教材が使えるようになることが授業の目的ではなく、これらを使って何ができるのか、教科と関連付けて授業づくりに生かしていくことが大事」と指導室の先生。一つひとつ命令をあたえていくことで思い通りに動かせる、そんなプログラミングの楽しさを実感しつつ、教科の中でどう活用するかが求められる。先生たちからは、理科の電流の学習の中で、センサーでスイッチをオンオフする仕組みをプログラミングで作ってみることや、学校生活で役立つ水そうの自動エサやり機を作ってみることなど、さまざまなアイデアが提案された。必修化に向けて、守谷市ではこれからも研修を重ね、スムーズに授業が始められるよう準備を進めていくつもりだ。(2018年9月3日掲載)